いよいよ待ちに待ったＮＢＡバスケットボールのシーズンが開幕した。
１１月１日にホームゲームでの開幕を迎えたので、観に行った。

ＮＪネッツは、２００１年にポイントガードのジェイソン・キッドが加入してから６年連続プレイオフ進出を果たしていたが、昨シーズン途中にキッドをフェニックスサンズに放出したこともあり、とうとう２００７～８年シーズンはプレイオフ進出を逃した。
キッドの代わりとして、昨シーン途中からデヴォン・ハリスがポイントガードを務め、ヴィンス・カーター、リチャード・ジェファーソンの新しい３人によるチームワークで今シーズンは行くのかと思いきや、今期からリチャード・ジェファーソンもミルウオーキーバックスに行った。
また、センターとして活躍したクリスティッチとナックバーいずれも、今期からユーロリーグに移籍したので、昨シーズンと同じ顔ぶれのロースターは、カーター、ハリス、ジョシュ・ブーン、ショーン・ウイリアムズぐらいとなってしまった。

手前NJﾈｯﾂのﾊﾘｽ、奥ｳｵﾘｱｰｽﾞのｺｰﾘｰ･ﾏｹﾞｯﾃｨ	ｳﾞｨﾝｽ･ｶｰﾀｰ

ﾀﾞﾝｸｼｭｰﾄするﾌﾞｰﾝ

敵ながら、ウオリアーズのセンターのアンドリス・ビエドリンシュがとても良い動きをしていた。また、ステファン・ジャクソンも大型ガードなだけに存在感がある。

ｳｵﾘｱｰｽﾞのﾋﾞｴﾄﾞﾘﾝｼｭ	右ｳｵﾘｱｰｽﾞのｼﾞｬｸｿﾝ、左NJﾈｯﾂのｶｰﾀｰ

ファーストクオーター後のＮＪネッツのマスコットであるスライ・フォックスによるパフォーマンスでは、色々なダンクシュートを見せてくれた。（画像右）
かつてはＮＪネッツのキッドの控えだったガードのマーカス・ウイリアムズが、ウオリアーズに移籍していたので、ＮＪネッツのガード二番手のドゥーリングとハーフタイム中の練習で話していた。（画像左）

ＮＪネッツのホームページや、この日のパンフレットの表紙などには、ベテランとしてカーター、ライジングスターとしてハリス、そしてルーキーのセンターとしてブルック・ロペス、インターナショナルとして中国人のイ・ジャンリャンをトップに持って来ている。
イ・ジャンリャンは、わずか１６歳で中国のバスケットボール代表チームデビュー。２００６年にはシーズンのＭＶＰ受賞で、北京オリンピックでも活躍、第二のヤオ・ミン（ヒューストン・ロケッツ所属）と言われて、２００７年ＮＢＡのドラフト１巡目６位で指名され、ＮＪネッツのホームページにも急遽、英語以外の言語として、中国語の簡体中文と繁體中文の両方を追加し、新たに中国系の人達のファン層を取り込もうとしている。
が、この日は調子が悪かったのかも知れないが、スターティングメンバーとして配されたにもかかわらず、ディフェンスとしては２１３センチと大きい方だとしても彼が立ちはだかるというほどでもなく、ボールを持てば敵チームの選手に奪われたり、３ポイントシュートを打っても入らず、攻撃時には全く動きに精彩がなく、早々にベンチに座ることになってしまったが、この日のポイントはゼロ。ルーキーとは言え、果たしてＮＢＡで通用するのかと心配なぐらい。

試合は９７対１０５で、ゴールデンステートウオリアーズの勝利。開幕戦とは言え、このままでは昨シーズンどころの低迷ぶりではおさまらないほどの戦績になってしまうような気がしてならない。

観客席には、ミュージシャンであり俳優でもあるＩＣＥ　Ｔが夫人と共に観戦に来ていた。
開幕日のお土産は、開幕試合が印字されたＴシャツと、一人一個無料のホットドッグだった。