2日目その1 からの続き

バタフライガーデン
昼食後、蝶が放し飼いになっているバタフライガーデンに行った。
以前にコスタリカでも似た施設を見学したが、規模はこちらの方が小さいが、コスタリカでは見られなかった種類の物も居た。(コスタリカの様子は こちら
担当の人が色々と説明してくれた。
蝶は基本的にメスの方がオスよりも身体が大きいのだそう。
綺麗な青い Blue Morpho は羽根の裏側は茶色なのだが、死ぬとりんぷんが取れて茶色になる。また毒を持っていて、(ありえないだろうが)この蝶二匹分を体内に入れると人間一人の殺傷能力がある。
幼虫からサナギになりたてから徐々に羽化する状態に近いサナギまでがケージに入れてあり、その大きなサナギを説明の人が手に取ったところ、いきなり中からこの黄色い Giant Swallowtail が現れた。
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赤と白の模様のものは Postman。木の幹にとまっていた茶色い蝶は唯一音に反応する蝶の Cracker で、パンと手を打ち鳴らすと、ビクンと動いていた。
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ベリーズ動物園
続いて、ベリーズ動物園へ。野生の吠え猿(ハウラーモンキー)はグアテマラやコスタリカなどのジャングルにも居たのを何度か観たが、ベリーズの国獣である獏がいた。
ジャガーはマヤの世界では一番神格化されていた生き物。
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動物が逃げ出さないように策などがされてはいるが、動物園の外に居る野生の生き物から動物園内の動物を守る為に電気フェンスが張られていると言うのが面白かった。

オールドベリーズ
ベリーズシティよりも以前に栄えたオールドベリーズは、ベリーズシティと違ってビーチがあるので、現在は大きなレストランなどが併設され観光客が訪れる場所となっている。
立ち寄ったのは夕方も日没に近い時間帯だったので、すでにビーチではなくレストランに人が居た。
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夕食はホテルのシーフードビュッフェをカクテルと共に。
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コンク貝(ほら貝のような貝)のセビーチェ(画像左)、コンク貝のフライ。
このセビーチェは前日に食べた物と同様だったが、しっかりハラペーニョが入っていて結構辛い。
フライはコンク貝の紐の部分もあって、シコシコ弾力が良い。
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海老のケイジャン風(画像左)、タラバ蟹や白身魚のカレー(画像右)。
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ケイジャン料理とクレオール料理については、以前に行ったニューオーリンズの記事を参照下さい。こちら

この日のドライバーさんはクレオール系(アフリカン・ヨーロピアン)のウインストンさん。
生れはベリーズシティだが、6歳の時に両親と共に渡米。西海岸やマンハッタンのイーストハーレムにも2年ほど住んだことがあり、ラスベガスで警備員の仕事をして住んでいた時に911の同時多発テロが起こり、違法入国者だったので、18年も住んだアメリカから強制送還され、奥さんと3人の子供はラスベガスに残したままとのこと。(注:アメリカでは不法入国者であれ、教育は受けられる)
彼の場合はアメリカ在住歴が長いのでクレオール語はあまり上手ではないと言っていて米語を話していたが、彼のように物質に満たされたアメリカでの生活を体験し、ましてや家族と離れ離れなだけに、色々と思うところが多いかと想像されたが、グリーンカード(永住者カード)を現在申請していてもう間もなく取得できそうと言っていたのが救いだった。