2007~2008年の昨シーズン、一番年棒が高かったのが、ボストンセルティクスのケヴィン・ガーネット Kevin Garnett 選手で、2375万ドル(1ドル=90円計算で21億3750万円)。
ミネソタティンバーウルブスに12年間所属した後、昨シーズンからボストンに移籍し、ボストンがいきなり強くなって昨シーズンの優勝を22年ぶりに果たしたが、その立役者とも言える。211センチと長身だが115キロ程度と痩身で、やはりその高さが武器だが、動きも良い。
NJネッツのファンではあるが、今日ばかりはケヴィン・ガーネット観たさに行ってしまった。

ガーネットには、ほとんどの時間ネッツの大型ルーキー、213センチのロペスがついていたが、やはり手の長さやジャンプの高さが違うようで、高さ負けしていた。(左NJのロペス、右セルティクスのガーネット)
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左は、NJのロペスのディフェンスよりもはるか高い位置からガーネットが見事にシュート。右は、ようやくロペスがガーネットのディフェンスをもろともせずにダンクシュート。
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左からNJのロペス、セルティクスのスカラブリニー、NJのハリス、ガーネット。
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しかし、今日はこのアリーナがNJなのかどうか疑うぐらいにセルティクスファンが多く、チームカラーの緑を着た人が多い。セルティクスのスカラブリニーはかつてはNJに所属していた選手の一人だが、相当な彼のファンが居て、彼がプレイしている時はもとより、ベンチにいても大声で彼の名前を連呼。ベンチに居る時には、監督の名前を呼んでスカラブリニーを出せ!と騒いでいた。
画像中央はセルティクスのドック・リバース監督、左はそのスカラブリニー。
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セルティクスの選手が皆とても良い。ポイントガードのロンドが良い動きをみせていたり(画像左)、アレンはびしばし3ポイントシュートを決めていたり(画像右)。
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前半ですでに68対39と大差となってしまった。しかし、後半からはNJの大黒柱であるハリスもヴィンス・カーターも出場せず、大差があるのに第3クオーターには点数に余裕のあるセルティクスのガーネットが未だプレイをしている。
ハリスは膝の怪我がようやく回復したところなので、大事をとったのであろうが、せめて後半も少しは観たかった。ハリスの代わりにドゥーリングが頑張っていたが。
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観客の中には、なかなかヒョウキンなおじさんが居て、タイムの間などに音楽に合わせて踊り出し、その様子が大型ビジョンに映し出され、また笑いをとっていた。
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第4クオーターに入ると、両チームとも普段のロースター(スタメン)ではなく、やや甘い緩い試合となり、結果としては105対85でボストンセルティクスの大勝。

NJファンとしては不甲斐ない試合だったが、やはりこのような試合展開では観客も熱が入らないので、拍手もまばら。セルティクスファンの拍手の方が大きいのではないか、と言ったぐらい。
通常なら会場から敵チームの攻撃中に音楽がながれ、それに合わせて「ディーフェンス!ディーフェンス!」とNJを応援するところ、誰も声がかけられず、代わりにセルティクスファンの子供が「オーフェンス!オーフェンス!」と声を合わせていたり。

やはり、予想はしていたが、ケヴィン・ガーネットを観にいった、というだけの試合となってしまった。
でもやはり、彼は期待を裏切らずに格好良かった。
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