パイネ国立公園入り口そばのホテルの部屋の窓からは、朝焼けのパイネの角と言われるクエルノス・デル・パイネ Duernos Del Paine がとても綺麗だった。
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この日は、定員20名弱のゴム製モーターボートに乗ってホテルからセラノ川を下るツアーに参加。上半身だけ身につけるベストのようなライフジャケットではなく、頭のフードから足首・手首までしっかりサポートされてまるで宇宙飛行士のようなフローティングスーツを全員着用。
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ボートから見る氷河にかかる虹は最高に綺麗で、虹の円弧がはっきり見えた。
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ほどなく、セラノ川に小さな滝があるので、下船し、20~30分ほど歩いて滝の下の船着場に居る別のモーターボートに乗り換えるが、その途中の道などでは綺麗な高山植物かと思われる花々が綺麗だった(次の記事にて後述)。

セラノ川は蛇行しているが、徐々に岸の土を侵食しており、生きている川を実感。
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山の雪渓から流れる滝が綺麗だった。
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いよいよ、セラノ氷河が見えてきた。
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ここ以降のエリアは、プエルトナタレスなどから船で3時間ほどかかってやってくる海沿いの湾とセラノ川との合流点となっており、ボートが結構揺れて頭から水を被る始末。水がしょっぱかったので、海との合流だと実感。
乗り物酔いの激しい私にとっては、このツアーに申し込む前に、ツアーデスクの人に、何度も何度も「揺れないか?本当か?あたなを信頼して良いか?大丈夫か?」と5回は聞き、「川はスムーズで静かだよ」と言っていたが、彼は大嘘つきだったことが発覚。
私だけは、景色を楽しむどころではなく、早く着岸することばかり願うことに。
後で他のガイドさんに聞いた話では、特にこの日が特別揺れたわけでもなく、いつも湾と川との合流では必ず揺れるとのこと。しかしそのチリ人ガイドさんも、「ここはパタゴニアなんだよ、冒険なくしてどうする、吐くための洗面器でも横に用意してでも楽しまなくては!」と。
ホテルに帰りついてから、大嘘つきのツアーデスクの彼が他意なく近寄ってきて、「どう?楽しめたでしょ?」と。
確かに、同じボートに乗っていたチリ人の3歳の坊やも、10歳程度のコロンビア人の女の子も楽しんでいて、14歳ぐらいの少年には、「サバイブ出来て良かったね」と憐まれてしまった。。。

ようやく接岸。遊歩道を歩きながら氷河のそばまで行く。なかなかの迫力。
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氷河の前に小さなボートが居るが、氷河の大きさがそれでわかるかと。
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昼食は、ツアーが用意してくれたサンドイッチなどを途中の民家の小屋を借りて。本当に田舎の夫婦の小屋と言った場所で、木には牛が吊られ、のこぎりで徐々に切って食べているようだった。
後で聞くと、塩をしているが、寒いので肉も腐ることなく適度に乾いていくので、より肉の味が美味しくなるとのこと。
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行きに一旦ボートを乗り換えた小さな滝をそばから見る。この時は先程の湾での揺れほどのことはなく、ビデオを撮る余裕もあった。
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セラノ川とグレイ川とが合流する地点では、川の水の色が異なっていて面白かった。
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滝界隈、氷河界隈では高山植物のような花々が咲いていて綺麗だったが、その様子は文字数制限により その2