昨年春にリバイバルとしてオープンし、トニー賞の8部門の賞(リバイバル賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、装置デザイン賞、音響デザイン賞、照明デザイン賞、編曲したことでの特別トニー賞)を獲得したミュージカル作品。
ジョゼフ・ケーブル中尉役はオリジナルキャストのマシュー・モリソン Matthew Morrison からアンドリュー・サモンスキー Andrew Samonsky に代わっていたが、主演男優賞のパウロ・ショット Paulo Szot はもとより、「ライト・イン・ザ・ピアッツア The Light in the Piazza」や「パジャマゲーム The Pajama Game」に出演してトニー賞にノミネートされたケリー・オハラ Kelli O'Hara や、大好きなミュージカル ドラウジー・シャペロン Drowsy Chaperone でアルドルフォを演じて同じくトニー賞候補に挙がっていたダニー・バスティン Danny Burstein も出演していた。
Music : Richard Rodgers
Lyrics : Oscar Hammerstein II
Ensign Nellie Forbush : Kelli O'Hara
Emile de Becque : Paulo Szot
Luther Billis : Danny Burstein
Lt. Joseph Cable : Andrew Samonsky
Bloody Mary : Loretta Ables Sayre
Lyrics : Oscar Hammerstein II
Ensign Nellie Forbush : Kelli O'Hara
Emile de Becque : Paulo Szot
Luther Billis : Danny Burstein
Lt. Joseph Cable : Andrew Samonsky
Bloody Mary : Loretta Ables Sayre
1949年4月にブロードウェイにかかって1950年のトニー賞に輝き、1954年1月まで公演されたミュージカルのリバイバル。
原作はピューリッツアー賞を獲得したジェームズ・ミッチェナーの短編集からで、そのうちの2話をもとにして作られた。
映画(1958年作)を以前に見たような気がする程度の予備知識で行ってしまったが、1949年上演当時に、肌の色の違いによる人種偏見をテーマにした作品が上演されトニー賞を受賞していたとは驚いた。NYタイムズ誌評の言葉を借りれば 「政治上での進歩よりもショービジネスの方が先を行っていた」 良い例と言えそう。
原作はピューリッツアー賞を獲得したジェームズ・ミッチェナーの短編集からで、そのうちの2話をもとにして作られた。
映画(1958年作)を以前に見たような気がする程度の予備知識で行ってしまったが、1949年上演当時に、肌の色の違いによる人種偏見をテーマにした作品が上演されトニー賞を受賞していたとは驚いた。NYタイムズ誌評の言葉を借りれば 「政治上での進歩よりもショービジネスの方が先を行っていた」 良い例と言えそう。
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もともとオペラ歌手で、今回初めてミュージカルの舞台に立った人。NYシティオペラで「愛の妙薬 L'Elisir d'Amore」のベルコア役、「フィガロの結婚 Le Nozze di Figaro」のアルマヴィーヴァ公爵役、「カルメン Carmen」のエスカミーリョ役などをこなし、メトロポリタンオペラでは、「ドン・ジョバンニ Don Giovanni」のドン・ジョバンニ役の控え、「フィガロの結婚」のフィガロ役の控えをしていたとのこと。
今回はマイクを通しての美声の為、最後に声を張り上げる際にはあえてマイクの音量を調整して落としているようだったが、果たしてマイクなしのメトではどうか。
そして、いよいよ来期のメトの「鼻 THE NOSE」という新作オペラで Kovalyov 役として主役デビューが決まっており、すでにその画像がメトで公開されていた。
「南太平洋」の男やもめ役では44歳の設定で髪を少し白くしていたが、オペラでは少しは実年齢に近い役かも。
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お客さんは1958年の映画を青春時代に観たような年齢層が多く、一緒に口ずさんでいる人もいた。
ジョゼフ・ケーブル中尉が偵察に行った先で亡くなったと言うセリフを聞いたとたん、アーッと声が上がるぐらい感情移入しているお客さんも。
ブロードウェイにある昔からの劇場と異なり、リンカーンセンターにある Vivian Beaumont 劇場はオーケストラ席でも前の人の頭で舞台が遮られることなく鑑賞できるのも良かった。
現在、劇場前はリンカーンセンターの大改修工事となっており、その正面入り口の両側が工事中となっているが、正面に向かう通路では、「南太平洋」のナンバーが流されライトが点滅されている。
現在、劇場前はリンカーンセンターの大改修工事となっており、その正面入り口の両側が工事中となっているが、正面に向かう通路では、「南太平洋」のナンバーが流されライトが点滅されている。
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