アンテロープキャニオン Antelope Canyon

アンテロープキャニオン Antelope Canyon は、ナバホ族居留地内にあり、レイクパウエルへ流れ込む支流が刻んだ峡谷。上流の砂漠に時たま降るスコールが鉄砲水となり、柔らかく赤い砂岩を削って出来た造形美。
ガイドブックや絵葉書でその美しさをすでに観てはいても、本当にそのような色とは信じていなかったが、目の当たりにしてみて、その美しさに目を奪われた。

アッパー・アンテロープキャニオン Upper Antelope Canyon

アッパーとロウアーの二つがあるが、アッパーに関してはガイドツアーに入らなければ見学できないので、ペイジの街でツアーに申し込み、行ってみた。
岩山の切れ目のような部分が入口。
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正午頃に太陽の光が下まで入って非常に綺麗とのことだが、冬場は太陽の位置が正午でもそこまで来ないので、朝の方がより紫色が楽しめるとのこと。
高さ20メートルほどの岩肌が、幻想的な色を見せてくれた。
一緒にまわったスイス人の男性達もあまりに綺麗な光景に声が出ていなかった。
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上を見上げると、コークスクリューの中に居るようなイメージだった:
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ロウアー・アンテロープキャニオン Lower Antelope Canyon

150メートルと短いアッパーに比べて、ロウアーは、個人で回ることが出来るが、アッパーよりも長くて狭く、高低差もあって面白い。
一人がようやく入れるような切れ目から地底に入って行く。
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ところどころの階段で下に下にと降りて行くことになり、陽の射し方も異なって、そのたびに岩肌がさまざまな表情を見せてくれる。
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ただし、1997年8月12日に、鉄砲水が発生し、当時このキャニオン内を観光していた11名もの人達(フランス人7人、アメリカ人2人、イギリス人1人、スウェーデン人1人、19~45歳で半数以上は20歳代などの若者)が犠牲になった。
これだけの素晴らしい造形美を作りだした自然は、時としてその力が脅威となる。

最後は地上に出られるようになっているが、冬場の為に空いていたので、岐路もこの峡谷の中を歩くことにした。行きは全くの貸切状態、帰りは男性二人にすれ違っただけで(すれ違う場所も限られているが)、十分に堪能することが出来た。
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動画に入っている音は、狭い通路の為に服が岩肌に擦れる音など




アンテロープの後は、グランドキャニオンへ。その様子は[ その2] に続く。