マジソンスクウェアガーデンに、NYニックスとオーランドマジックの試合を観に行った。
ちょうど放送席のすぐ後ろの席だったので、テレビ放送のモニターも観ることが出来て便利だった。アナウンサー達が何を話しているかは聞こえないが、色々なカンペや選手年鑑などを調べながら話しているようだった。
この日の時点で、28勝41敗のNYニックスは東のカンファレンスで15チーム中13位。一方のオーランドマジックは51勝18敗で東の3位となっており、プレイオフ進出間違いなしの余裕の状況。
オーランドマジックのセンターポジションのドワイト・ハワード Dwight Howard(青いユニフォームの12番)を観に行くのも目的のひとつ。
試合前の練習時のダンクシュートですら、観客から「おーっ」と声が挙がっていた(画像左)。NYニックスの206センチのデヴィッド・リー(白いユニフォームの42番)のシュートをブロック(画像右)するなど、高さを生かした良い動きだった。
彼は昨シーズンのオールスターでのスラムダンクコンテスト部門で、素晴らしい跳躍力を見せてのダンクシュートを披露し、見事に優勝。スーパーマンの衣装を着てパフォーマンスをしたこともあり、すっかり「スーパーマン」という異名を取ることとなった。211センチで120キロ。
NBAプレイヤーでは珍しく大学に進学せず、2004年にアーリーエントリーでオーランドマジックより1位指名を受け、NBAで早速の活躍をした。それ以前には、同様に高校生でNBA入りしたケビン・ガーネットやルブロン・ジェームスなどがいるが、2004年以降2008年現在まででは、ハワードを最後に未だ高校生からNBAプレイヤーになる選手は現れていない。
一方、NYニックスのポイントガードであるネイト・ロビンソン Nate Robinson は、わずか身長175センチで82キロ。画像の背番号4番。
ネクタイ姿はマイク・ダントニ Mike D'Antoni監督。フェニックスサンズの監督だったが、今シーズンからNYの指揮を取っている。
上記ハワードがプレイオフのスラムダンクコンテストで優勝した前年の同じコンテストで、ロビンソンは垂直跳びが90センチという身体能力を生かして優勝。今年のスラムダンクコンテストでも、ハワードを前に立たせてその上に跳び上ってのダンクを見せて再び優勝している。
身長差にして36センチの両者の攻防がなかなか面白かった。小さいロビンソンがますますかがんでハワードのディフェンスをかいくぐっていき、その跳躍力を見せつけてのシュートは見ごたえがあった。
オーランドマジックのトルコ人のヘド・トゥルコグル Hedo Turkoglu もなかなか良い動きをしていたトルコ系のサポーターが最上階の一角に陣取って、彼の応援に徹していたが、結構目立っていたかも。
この日は、レジェンドナイトと称し、往年の有名選手達を表彰していた。
左から1940年代に活躍した Dick McGuire、同じく40年代の Carl Braun はお嬢さんらしき人が代理で受賞、 50年代の Richie Guerin、1人おいて、60年代の Willis Reed、70年代の Walt Frazier(現在テレビ解説者として活躍中)、80年代の Bernard King、90年代の Patrick Ewing(現在オーランドマジックのアシスタントコーチ)。
非常に申し訳ないが、名前だけは知っている人も何人かいたものの現役時代を知らないので、漠然と見ていたが、登場する選手の年代が近くなるにつれ徐々に会場もヒートアップし、パトリック・ユーイングの時には最高潮だった。
会場には、かつてのニックスのプレイヤーのラリー・ジョンソン Larry Johnson(画像左) や、俳優のエフレン・ラミレス Efren Ramirez(画像右の白人で髪を後ろでしばっている人)や、アイスホッケープレイヤーのNYレンジャースの Frederik Sjostrom が観戦に来ていた。
第3クオーターまでずっとNYニックスがリードしていたが、第4クオーターに入って逆転され、結局、102対106でNYニックスは惜敗。
バスケ日和さん の以下のコメントでのロビンソンのクリプトナイト姿の巨大ポスターがマジソンスクウェアガーデンそばにあったので、追加画像として。
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