今期、この演目を観に行くのは3回目となった。
最初のキャストの公演を 2月4日 に観たのだが、今期すっかり気に入ってしまったピョートル・ベチャーラ Piotr Beczala がマントヴァ公爵役として一夜限りで登場するとのことで 2月12日 に観に行き、今回のキャストはマントヴァ公爵、リゴレット、ジルダいずれもが別の布陣ということでまた行くことにした。
最初のキャストの公演を 2月4日 に観たのだが、今期すっかり気に入ってしまったピョートル・ベチャーラ Piotr Beczala がマントヴァ公爵役として一夜限りで登場するとのことで 2月12日 に観に行き、今回のキャストはマントヴァ公爵、リゴレット、ジルダいずれもが別の布陣ということでまた行くことにした。
by Giuseppe Verdi
Libretto by Francesco Maria Piave
指揮:Riccardo Frizza
マントヴァ公爵(テノール)The Duke of Mantua : Joseph Calleja
リゴレット、公爵に仕えるせむしの道化(バリトン) Rigoletto : Roberto Frontali
ジルダ、リゴレットの娘、16歳(ソプラノ) Gilda : Diana Damrau
スパラフチーレ、殺し屋(バス) Sparafucile : Raymond Aceto
マッダレーナ、スパラフチーレの妹(メゾソプラノ)Maddalena : Viktoria Vizin
チェプラーノ伯爵(バリトン) Count Ceprano : David Crawford
チェプラーノ伯爵夫人(メゾ・ソプラノ) Countess Ceprano : Grazia Doronzio
モンテローネ伯爵、チェプラーノ伯爵夫人の実父(バス) Monterone : Jason Stearns
マルッロ、公爵の廷臣(バリトン) Marullo : Sebastian Catana
マッテオ・ボルサ、公爵の廷臣(テノール) Borsa : Mark Schowalter
Libretto by Francesco Maria Piave
指揮:Riccardo Frizza
マントヴァ公爵(テノール)The Duke of Mantua : Joseph Calleja
リゴレット、公爵に仕えるせむしの道化(バリトン) Rigoletto : Roberto Frontali
ジルダ、リゴレットの娘、16歳(ソプラノ) Gilda : Diana Damrau
スパラフチーレ、殺し屋(バス) Sparafucile : Raymond Aceto
マッダレーナ、スパラフチーレの妹(メゾソプラノ)Maddalena : Viktoria Vizin
チェプラーノ伯爵(バリトン) Count Ceprano : David Crawford
チェプラーノ伯爵夫人(メゾ・ソプラノ) Countess Ceprano : Grazia Doronzio
モンテローネ伯爵、チェプラーノ伯爵夫人の実父(バス) Monterone : Jason Stearns
マルッロ、公爵の廷臣(バリトン) Marullo : Sebastian Catana
マッテオ・ボルサ、公爵の廷臣(テノール) Borsa : Mark Schowalter
すでに2度観たジルダ役のクルザック Aleksandra Kurzak がどうも好きになれなかったので、今回の楽しみとしては結構好きなドイツ人ソプラノのディアナ・ダムロー Diana Damrau が演じること。
得てして彼女の声は大きく他の人の声をかき消してしまうきらいがあると言う友人の意見もあるが、私としては器が他の劇場に比べ非常に大きなメトロポリタンオペラハウスにダムローの声はクルザックと違い向いているかと。
1幕目で怪しい音程の時が一度あったような気がしたが、声の強弱や消え入りそうな高音など、とても良かったかと。
3幕目、ドアをノックして愛するマントヴァ公爵の身代わりとして死のうかどうしようかと迷うシーンでは、以前のクルザックでは全く歌声が聞こえなかったが、今回はそういうこともなく安心して聞き入ることが出来た。
得てして彼女の声は大きく他の人の声をかき消してしまうきらいがあると言う友人の意見もあるが、私としては器が他の劇場に比べ非常に大きなメトロポリタンオペラハウスにダムローの声はクルザックと違い向いているかと。
1幕目で怪しい音程の時が一度あったような気がしたが、声の強弱や消え入りそうな高音など、とても良かったかと。
3幕目、ドアをノックして愛するマントヴァ公爵の身代わりとして死のうかどうしようかと迷うシーンでは、以前のクルザックでは全く歌声が聞こえなかったが、今回はそういうこともなく安心して聞き入ることが出来た。
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マントヴァ公爵役のジョゼフ・カレイヤは、今期 マクベス のマクダフ役や 125周年ガラ では「ラ・ボエム」の一節を歌っていて、また聴きたいと思っていた。1幕目最初こそあまり声が出ているようには感じられなかったが、徐々にエンジンがかかり良かったかと。
3幕目の定番「女心の歌」もなかなか良く、多くのブラボーと拍手喝采。
ただ3幕目最後、姿は見せずに歌う「女心の歌」に関しては、ピョートル・ベチャーラの歌の方が好きだったが。
リゴレット役のロベルト・フロンターリは今期 アドリアーナ・ルクヴルール でミショネ役を演じていたのを始めて聴き良いと思ったが、その役では主演のドミンゴの影に隠れてしまったが、今回はじっくり聴くことが出来た。
今まで2回観たガグニーゼ George Gagnidze よりもずっと声が通る印象で好きかと。フロンターリの方が小柄なこともあって小回りが効く印象で、道化の醜さや風貌などによる雰囲気はガグニーゼの方があったように感じた。
今まで2回観たガグニーゼ George Gagnidze よりもずっと声が通る印象で好きかと。フロンターリの方が小柄なこともあって小回りが効く印象で、道化の醜さや風貌などによる雰囲気はガグニーゼの方があったように感じた。
2月の公演時にモンテローネ伯爵を演じていたキース・ミラーが、2月12日に観に行った時には、1・2幕の自分の出演が終わると化粧を落として私服に着替えて3幕目に客席から観ていたが、今回彼はモンテローネ伯爵として出演しないので、ネクタイ姿で1幕目から観に来ていた。
2月12日の時の彼の様子は こちら
以前に彼が1人でメトの稽古場で練習していたのを見たり、客席に居た時に少しだけ話せたということもあっての贔屓目かも知れないが、今回のモンテローネ伯爵役のジェイソン・スターンズ Jason Stearns よりも彼の方が低音なども良く聴こえ、ずっと良かったかと。
2月12日の時の彼の様子は こちら
以前に彼が1人でメトの稽古場で練習していたのを見たり、客席に居た時に少しだけ話せたということもあっての贔屓目かも知れないが、今回のモンテローネ伯爵役のジェイソン・スターンズ Jason Stearns よりも彼の方が低音なども良く聴こえ、ずっと良かったかと。
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