初心者の名古屋としては、まずは名古屋城は必須かと、行くことにした。
名古屋城は、１６１２年（慶長１７年）に、徳川家康の命で築城され、明治維新まで尾張徳川家の居城となっていた。
金の鯱鉾がシンボルとなっているが、北側（向かって右側）の金鯱がオス、南側がメスとなっている。
オスは高さ２．６２メートル、メスは２．５８メートル。
現在の金鯱は大阪造幣局で復元されたもので、銅板に金板を張り付け、その上からメラミン樹脂でカバーしてあるとのこと。ウロコの枚数はオスが１１２枚、メスが１２６枚、合計で１８金が８８キロだそう。
天守閣からは名古屋駅界隈の高層ビルや市内が望める。

天守閣内には色々な物品が展示されているが、１９４５年の空襲で天守閣や書院造の本丸御殿など全てが焼失してしまっており、空襲前の写真がその内部の優美さを伝えていた。

数少ない現存の天井画（画像左）と、忍び返しとして使われた塀（剣塀）の先につけられた剣（画像右）。

石垣は、２０もの大名に分担をさせて築造させたが、天守閣の石垣は加藤清正の担当で、東北隅の北側にはその刻銘がある。

偶然、ＮＨＫのロケ班が居た。どういう内容のものかは不明だが、３名のご高齢な方々に内多勝康アナウンサーが取材をしておられた。

今日の名古屋は摂氏３０度を超える真夏日となり、城内の庭では初夏の様子がうかがえた。
新緑のもみじは、羽根の部分がほんのり赤くなった若い実がついていた。

ハコネウツギの花は白から徐々に赤くなる（画像左）。バラ科のタチバナモドキには小さい花が（画像右）。

シラン（画像左）。梅の木には青梅がなっていた（画像右）。

初めて見たのだが、ニシキギにも小さな花がついていた。

後記

４月末に市長に就任した河村たかし市長のもと、本丸御殿の建設の見直しが他施設同様言われており、６月１４日には公聴会が行われるとのこと。