イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

地下鉄構内などで良く見かけられる音楽家や大道芸の人達。
とても上手な人もいれば、聴くに値しない人などさまざま。
1987年から始まった「Music under NY」というメトロポリタン交通局(MTA)主催の公開オーディションがあり、日本人もそのオーディションに参加した人がおられると聞く。
ただし、実際にパフォーマンスを行っている人達が果たして全員そのオーディション通過者かどうかは不明。

1 2
画像左:59丁目駅でのジャズバンド。なかなか上手くて周りの人達も身体でリズムをとっていた。
画像右:タイムズスクウェア駅の男性。・・・あまり足を止める人はおらず。

1 2
画像左:リンカーンセンター最寄の66丁目駅の冬季恒例のパフォーマー。彼はオペラ等が終わる時間帯になると、その日の演目の曲などをフルートやサックスで演奏している。そう言えば彼は、夏はオペラやNYフィルのシーズンではないので、セントラルパークで行われた無料のミュージカル「ヘアー HAIR」のチケットをもらおうと並ぶ人達の列の前でミュージカルの曲を演奏していた。その様子は こちら
画像右:カリブ海のトリニダード・トバゴ生まれのスチールドラムの音色は耳に優しく南国を感じさせてくれる。

2 1
画像左:中国系の老齢の男性の演奏する楽器の種類は良くわからないが、なかなかの技術で綺麗な音色だった。
画像右:必ず誰かがパフォーマンスをしているタイムズスクウェアの乗り換えコンコースのエリアでは、この日はビートルズナンバーの演奏中だった。

他にも、私が知る限りでも5年間ずっとタイムズスクウェアの通路の同じ場所で毎朝アコーディオンの素晴らしい演奏をしているおじさんや、胡弓の素晴らしい演奏を行っている中国人のおじさんや、お願いだから耳が悪くなるので演奏を止めてくれとお金をくれることを期待しているのではないかと思えるぐらい下手なバイオリンのおじさんや、マリオネットを操る人、素晴らしいゴスペルを聞かせて自主作成のCDを売るアフリカ系女性や、ヒップホップのグループなどさまざま。
日本人の若い男性が、タイムズスクウェアの地下通路で尾崎豊の曲を日本語で熱唱していたのを見かけたこともあるが、あいにく誰も足を止めていなかった。。。

地下鉄ホームやコンコースでの演奏は、こちらが聴きたくなければ素通りするなり、場所を変えるなり出来るが、一番やっかいなのは、地下鉄車両に楽器を持って入っていきなり歌いだしたり演奏しだし、次の駅に到着するまでにお金を集めに回るタイプかと。うっかり駅と駅の間隔が長い急行に乗った時に遭遇してしまった場合、走行中は車両を移動することが禁じられていることもあり、聴きたくない場合でも移動することも出来ずにじっといるしかない。

一番記憶に残っているのは、一度しか観たことはなかったが、動いている地下鉄の車両内で、数名のアフリカ系の若い男性グループが、素晴らしいアクロバットを披露し、乗客は拍手喝采、次々に乗客自ら積極的にお金をあげていたのを思い出す。また観たいと思ったものだが、結局遭遇出来ず。後で友人に聞くと、彼らは有名なグループだったとのこと。

これはNYではないが、毎年NYフィルともコラボをする、いけめんバイオリニストとしても有名なジョシュア・ベル Joshua Bell氏がワシントンポスト社の企画で、2年前にワシントンの早朝ラッシュ時の駅でバイオリンを奏で、いったいいくら稼げるかという実験があった。そこは政府系の機関に通勤するミドルクラスの人達が多く利用する駅。43分間の演奏中、1097名の人間が彼の前を通り過ぎ、27名がお金をあげて、32.07ドルの収入。ただし、一人の女性だけだが彼の正体に気づき、20ドルを渡したのだとか。
因みに、ワシントンポストの記事と彼の演奏は こちら