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NYのホームレス人口は減少しつつあると言われていたが、昨年のリーマンショック以降の経済危機のせいで再び増加。
良く通る普通の道を歩いていても、その増加は顕著に見てとれ、若い人も増えたように思われた。

真冬は寒い時で摂氏マイナス14~15度程度まで下がるNYなので、冬場はシェルターなどに居る人も多いようだが、暖かくなってくるとわらわらと路上に出没。
ブロードウェイ沿いのマクドナルドなどでは、おぼしき人達が大勢席に座っていたりもし、飲み物などを買っている人もいたようでお店の人も出て行けとは言えず、混み合ってはいるがそこだけ別な空気が流れていた。

4月だったのだが、早朝ということもあり未だ冷えるので、エンパイアステートビル近くのビルの通風口から温かい空気が出てくる前で寝ていた人。そこを何事もないように散歩する女性。そして鳩一羽。
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日本にもホームレスの人は多いようで、先日も名古屋駅前の西柳公園の横を通ったところ、何十人ものホームレスとおぼしき方々が配布か何かの為に集まっていたが、その人数の多さに驚いたりもした。
「職を失い、子供がいるので、恵んでくれ」というような看板を持って物乞いをする人や、肢体不自由なことを強調して乞う人などがNYや中南米(地雷等で足を失った人達などのいるカンボジア、インドなどは多々だが)には多くいた。NYの地下鉄などに乗っても、自分の不幸話を延々と聞かせてコインの入ったコップをチャリチャリ音をたてて各乗客のところを回ってくる人も多かった。
帰国してみて改めて気付いたのだが、私の知る限りだが、日本ではそういう光景を見ないような気がする。同じホームレスでも、物乞いをするということへの抵抗感が文化的背景にあるのだろうかと思ってみたり。