天竜(天龍)川沿いの渓谷がある天竜峡へ。

天竜ライン遊舟で天竜川を下ってみることにした。船頭さんの投網の実演も。
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この時期には、赤い天竜つつじ(画像左)、これからが見頃となるピンク色の岩たばこの花(画像右)。
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岩肌には独特のひばも。
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川鵜やとびが多く飛んでいた。
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実際には35分程度で短く感じてしまった。
舟の出発点に帰るにはJR飯田線の唐傘駅から上流の天竜峡駅まで戻る。車窓からは、天竜川に流れ込む支流の阿知川との合流点も見えた。
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天竜川沿いの料理旅館である龍峡亭で昼食と温泉を楽しむことに。(昼食代1人5250円、席料1人300円。)
旅館の窓からは対岸にいるお猿さんも。
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名物の鯉の旨煮や鯉やしぐれ煮、鯉のあらい、ごま豆腐、とろろ蕎麦。
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鯉の旨煮はこのお店の名物で、とても美味しい。以前に、諏訪湖の旅館「ぬのはん」で食べた鯉の旨煮も非常に美味だったが、味はしっかりついているがこちらの方がやや色が薄い印象。
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鯉などの天麩羅、鮎の塩焼き。鮎の塩焼きの横には、おたふく豆でつくった羊羹のようなウイロウのような食感のお菓子。
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しかし、好き嫌いがないことを自負している私にも天敵の食べ物が、、、
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珍味ということだが、「お蚕様」のサナギから羽化したての羽根部分をはずしたものの佃煮。通称「天竜蜂」とも言うそうだが、さすがに申し訳ないが唯一手を出すことが出来ず。。。
お土産品のお店でも、いなごはもとより、カワゲラやトビケラ等の水生昆虫の幼虫であるザザムシの佃煮も売っていたが、やはり長野でも伊那地方の郷土料理は奥が深過ぎて、、、
食べられなかったのは申し訳なかったが、お給仕をして下さった方にお話しを聞くと、さすが「お蚕様」と呼ばれるだけあって、この地方では養蚕が以前は盛んだったそう。30年ぐらい前は最盛期だったそうだが、全てなくなったのが10年ほど前で、食文化だけが受け継がれている模様。

デザートは酒粕味が良くする牛乳羹で、上にはおたふく豆の餡、そしてスモモ。酒粕の風味がとっても新鮮で美味しかった。
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天龍峡温泉は歴史としては短いそうだが、単純弱放射能泉(所謂ラドン温泉)でとてもすべすべ気持ちが良かった。
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