NYに来てまず感じることのひとつに、日本に比べて警官が街中に非常に多いこと。友人などは「NY、石を投げればスタバか警官」と言っていた。

日本の警察がやってくれるような仕事は勿論のこと、何かしらパレードやイベントが行われる度に交通整理、国連総会などの時の要人警護、ハリウッドセレブがブロードウェイなどに登場している時は劇場の外も警護、一般市民でもお金を払えば空港への送迎時など前後車両で警護をしてくれサイレンを鳴らしてまるで要人の車列のようにビュンビュンとハイウェイを行くこともしてくれる。

しかし、マイウェイなお巡りさんが多い。パトカーが停まっていてバスがバス停に近づけない、、、なんてことも。

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渋滞しているので何かと思えばパトカーが駐車していて一車線が通行できない。お巡りさんは車には乗っておらず、ふと反対側の道路を見ると、マクドナルドからハンバーガーなどを買ってのんびり出て来る警官の姿。そこのマクドナルドには駐車場が併設されていたのだが。。。
デリだったり、ダンキンドーナツだったりでも良く見かける。
一度は、9月11日のグラウンドゼロの式典が終わった後のグリニッジヴィレッジで、大勢の警官がビール片手に打ち上げをしていた。アメリカでは制服姿であっても勤務時間外であればお酒などを飲んでも良いのだそう。

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時には、長い長いパトカーの車列がけたたましい音をたてて全ての信号も無視しての警戒パレードをしている時もある。
パトカーやバイク以外に、騎馬警官もいれば、3輪車両に乗った警官、セグウェイに乗った警官、自転車に乗った警官などなどさまざま。

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ヘルメットに防弾チョッキにマシンガンを持った警官や、警察犬を連れた警官も良く見かける。

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タイムズスクウェアには常時多くの警官が配備されているが、ある日ふと見ると、二人の警官が嬉しそうにお互いの写真を撮り合いっこしていた。1人が立って撮ったは良いが、画像チェック後に再度撮り直すなど、念の入れよう。ほのぼのした風景とも言えるが、地方から配備された警官ということのよう。

「はい、チーズ!」

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「うまく撮ってくれた?」「OKだろ?」

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「よし、ちゃんと撮れてる」

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「じゃあ、今度は君の番」

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また、NYの警官や消防団員などは911の時のヒーローということもあり、観光客に人気。写真を一緒に撮ってくれとお願いすると快く応じてくれるが、拒否してはならないという規定があるのだとか。

しかし、NYPD(NY市警察署)の警察官が、より高給なNY州ナッソー郡の警察に転職していると言われている。
一昨年の数値となるが、NYPDの初年度の給与が年間で25100ドルなのに対し、ナッソー郡警察では34000ドルとなる。また、警察学校卒業後の給与は、NYPDで年間32700ドルだが、ナッソー郡警察では43865ドル。
また、NYPDで5年目の給与が59588ドルで留まってしまうが、ナッソー郡警察は8年勤務後の最高給与は91737ドル。

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NYPDのリクルート宣伝を兼ねた車両もたまに走っているが、経済危機以降、NY州知事が警察官の給与をも減給するなどとも発表していたので、果たして今はどのような給与体系になっているかは不明だが、あまり多くはなっていなさそう。