国立博物館 タゾン

タクツァン僧院見学を終え、国立博物館であるタゾンへ。もともとは望楼で17世紀に建てられたもの。
本当ならこの日は日曜でお休みのはずだが、この日が World Travelers Day なる日で開館、変わりに前日をお休みとしていた。
建物は円柱のような形で地階から6階までになっているが、中には頭がつかえるぐらいの低い間口を通らなければならないことも。
全て観終えて出ると、目の前にはパロ谷が広がり、眼下にパロゾンやパロの町並みを見降ろすことになる。

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民家訪問

一般の家を見学。屋根裏以外に2階建てとなっている結構大きなお家。
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一階部分はかつては家畜を住まわせていたが、現在は衛生的に宜しくないとのことで国から禁止され、物置などに使われている。
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家には、外から階段を上がって二階から入る。階段が外についている家もあれば、中についている家もあるとのこと。客間に通してもらったが、その前に靴を脱ぐ。客間には敷物が置かれた場所が上座とのことだったが、この家の人懐っこい猫が鎮座していた。自家製のお酒のアラとバター茶と共に、お茶受けが出てきた。炊いた白米、赤米をプレスして乾かしたものや、乾かしたトウモロコシ、ポップコーンなど、いずれも穀類で、全く塩味や砂糖もつけておらずいたってシンプル。
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客間の隣には、客間と同じぐらい大きな仏間。そこでは一切寝たり食べたりしない。裕福になればなるほど、大きな仏間に大きな仏像などが飾られるのだとか。(画像左)
客間と反対側の奥が台所になり、その手前のこの場所で家族十人が車座で食事をするとのこと。(画像右)
部屋の数はその家族の人数にもよるそうだが、この家は相当大きく何部屋も別れていて、家のお嬢さんがその割には食事の場所が狭いでしょ?とはにかんだように言っていた。2階から屋根裏に続く階段があった。
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家畜用の別な建物が隣にあった。
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パロの街はパロ国際空港が出来たお陰で、非常に豊かになったのだそう。一軒の家には、だいたい10メートル×12メートルぐらいの広さが最低必要で、土地代が12万NU(=約24万円)、駐車場などのスペースを入れると15万NU(=約30万円)となり、非常に土地代が他の地方に比べて高いとのこと。
そのようなパロだが、何十年と住んだ人に聞いても殺人事件は聞いたことがなく、そう言えばかつて失恋を苦に自殺した人が居たなぁと言っていたぐらいにのどか。いつまでもそうあっていて欲しい。


民家をおいとますると、綺麗な2重の虹を観ることが出来た。運転手さんも、こんなにはっきり180度まで見える2重の虹は初めてだと言っていた。
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パロゾンやタゾンの上にかかる虹は、なんとも神秘的な印象をも与えるぐらいに綺麗だった。


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ブータン式お風呂 ドツォ

伝統の石風呂へ。大きな浴槽に、薪で焼いた熱い石を入れることで温めるお風呂。
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薪割りや石の加熱など、準備に相当時間がかかる模様。入ってみて温度が低いと思えば、小窓から外で待機してくれているお風呂番の方に石の追加をお願いできる。
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お願いすると、真っ赤になった石がゴロゴロとパイプを通って仕切られた浴槽の隅に追加されていく。
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夕食。
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