マンハッタン内は道路の渋滞も激しく、郵便配達の車両を停めておくことも困難。
郵便配達人は、この独特の3輪の手押し車を押して、各戸に配達をして歩く。
冬はこのお揃いのジャンパー、夏はやはりお揃いの短パンやキュロットスカートになる。
これはニュージャージーの小さな一軒家に配達をしているところで、日本のようにバイクでは配達しないので、近所一体はこの3輪手押し車で配達していた。
郵便局はマンハッタン内のあちこちにあるが、移動車もある。人通りの多い場所に移動車が停まり、荷台の屋根の部分が受付窓口となっていて、切手など簡易なものを販売してくれるので便利な上、郵便局のように混んでいないのも良い。
郊外に行けば、個別の郵便受けとなる。
門扉などの横にある郵便受けから家屋までが遠い場合に、道沿いに設置されている郵便受け。
この郵便箱の横にはレバーがついていて、中に配達物を入れた場合は郵便配達人がレバーを縦に上げ、家人が中の郵便物を取ると再びそのレバーを下げておくしくみになっており、家人が郵便物が入っているかどうかをいちいち郵便受けまで家から出てチェックしなくて良いようになっている。
因みにこの郵便受けの画像は、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブルック主演の2006年の映画「邦題:イルマーレ 原題:The Lake House」から。
そして郊外の配達車のハンドルは右についている。
アメリカでは車は右側の車線を走り左ハンドルが常だが、いちいち車から降りて各郵便受けに入れるのが面倒なので、郊外の郵便配達の車は右ハンドルになっていて、運転席に座ったまま郵便受けに入れられるようになっている。
因みに、ごみ収集車の中には、右と左にハンドルが付いている、つまり1台の車にハンドルが2つついているものがあり、どちら側に乗っても運転できるようになっているなど、工夫がされているのも面白い。
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