宿の朝食。
チェックアウト後、
温泉寺 へ。寛文11年(1671年)建立。
昔から人々に親しまれてきた温泉だが、文久2年(1265年)に温泉の湧出が突然止まってしまった。すると、飛騨川(益田川)の河原に舞い降りる1羽の白鷺がおり、そこに温泉が沸いていた。白鷺は村人にその温泉の場所を教えると空高く舞い上がり、中根山の中腹の松にとまったので、村人がその松の下に行ってみると、薬師如来が鎮座していた。白鷺は薬師如来の化身で村人達に再び温泉を授けた。
・・・と言われているのが起源。
水かけ地蔵ならぬ、温泉かけ地蔵。お地蔵さんの横にはマニ車?輪蔵?があった。
「日本むかしばなし」でも放送された下呂温泉が舞台になった「さるやの石」。小石に願い事と住所氏名を書いて奉納すれば願いごとが叶うとのことで、小さい石が山積みになっていた。
禅昌寺 へ。平安時代創設と言われ、天下十刹のひとつである禅寺。
雪舟筆の大達磨像「八方にらみの達磨」がある。庭園などは金森宗近による。
境内からも見える大きな杉(画像中央)でも有名。樹齢1200年の国の天然記念物の杉。
お天気が良かったので、少し北上して高山方面に行ってみることにした。
下呂は雪がそれほどなかったが、国道41号線を北上して行くと、徐々に雪深くなっていく。
高山市政記念館(旧高山町役場) へ。
木造2階建の入母屋造の瓦葺の建物は、飛騨の名工と言われた阪下甚吉が明治28年に建てたもの。昭和43年まで役場として使用されていた。
現在は、昔の教科書なども展示された記念館になっている。
昔ながらの街並みが残る界隈は大勢の観光客でにぎわっていた。
春と秋に行われる高山祭に出されるからくり人形などが乗る大きな屋台があちこちに格納されている建物があった。
飛騨牛や高山ラーメンなども食べたかったが、時間の関係上
いわき のわらび餅を購入したのみ。今回はさっと冬の高山の雰囲気を観に行っただけだったので、またゆっくりと時間をかけて行ってみたい。
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