稲沢市にある荻須高徳氏の美術館へ行ってみた。

愛知県中島郡井長谷村大字井堀（現在の稲沢市井堀高見町）に生まれた画家の荻須高徳。生前、彼自身が市に寄贈した作品などを展示してあり、彼のパリのアトリエの様子も復元されている。（画像はＨＰより）
左：広告のある家（パリの屋根の下）１９３１年
右：オピタル・ブロカ　１９３２年
左：ノワルムーチェの風車　１９３４年
右：麦畑　１９５０年代
左：僧院の並木　１９７６年
右：金色のかたつむり　１９７８年

彼のアトリエは、窓ガラスが非常に高く、光がいっぱい入ってくるアトリエだったことが良くわかる。

パリなどの風景と実際のその場所の写真との対比などがされているのもわかりやすかった。
レンブラントやゴッホなどに影響を受けた若い時期や、晩年は屋外に出て写生をする姿、あるいは日本に帰国した時には川端康成などとの親交があったことなど、ビデオで彼の生涯を見ることができる。
非常にこじんまりとした美術館だが、彼の作品をゆっくり堪能するには良いかと。