恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館に行ってみた。

4フロアで色々異なる展示をしているが、時間の関係から古屋誠一メモワール展と、JPS展日本写真家協会展とを観ることにした。(画像はチラシとHPより)

古屋誠一メモワール.「愛の復讐、共に離れて…」

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古屋誠一氏は、1950年静岡生まれ。23歳で日本からヨーロッパに渡り、現在オーストリア在住。1978年に夫人のクリスティーネさんと出会うも、1985年に夫と息子を残してクリスティーネさんは精神分裂病により自殺。



1989年から古屋氏が「メモワール」として作品を発表。今回の「メモワール.」は、最後のメモワール展となるという意味で終止符がつけられた。
「光明」「円環」「境界」「グラビテーション」「クリスティーネ」「エピファニー」「記憶の復讐」という7つのゾーンに分かれているが、やはり圧巻は夫人の写真達。
死後11年が経つまで現像されなかったという写真も多いのだそうだが、1978年の伊豆で撮られた時のこぼれる笑顔から、徐々に鋭い視線を投げかけるポートレイトに変わっていく姿がつづられていく。

第35回JPS展 日本写真家協会展

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500点余りの入賞入選作品がずらっと並んでいて、面白かった。






恵比寿ガーデンプレイスに行くことはあっても、その一角にあるこの美術館の存在は(15年前からあったそうだが)全然知らなかったので、今回初めて行くことが出来て良かったかと。