豊田の花火大会を観に行った時に、豊田市美術館に立ち寄ってみた。花火の様子は こちら
1995年にオープンした谷口吉生氏の設計による美術館は広々と雄大。建物の間に置かれたオブジェに美術館前の池などが映り込んで不思議な景色。

時間の都合上、常設展のみを観ることに。
常設展の展示数はそれほどないが、入館料が300円で、無料でイヤホンガイドも借りられ、フラッシュなしであれば撮影可能となっている。また、作品の一枚一枚解説リーフレットも用意されている。
オスカー・ココシュカ
「絵筆を持つ自画像」1914年
絵の裏には、「私はこの絵から見つめる。あなたは私を見る。」と書かれている。ココシュカが当時恋愛関係にあった作曲家グスタフ・マーラーの未亡人アルマに宛てたものだが、恋は成就せず。作品の完成後、失恋の痛手を忘れるため、軍隊に入隊してしまったのだそう。

モデルはシーレの兵役時代の上官で、繊維業を営む芸術愛好家であり、シーレのパトロンとなった人物。28歳という若さで亡くなったシーレの27歳の作品。

ホアン・ミロ
「絵画」1933年
1933年に始めた「コラージュに基づく絵画」のシリーズのひとつ。それまでのミロの賑やかで明るい絵に比べ、色彩的にも構図的にも幾分落ち着いた作品。
ルネ・マグリット
「無謀な企て」1928年
日常の見慣れた物事に関心を持っていたマグリットは、それらをどのように描いたら見る者を画面に引き込むことができるかを考え抜いていた。

梅原龍三郎
「少女アニーン」1908年
ルノワールの作風を慕った作品。梅原龍三郎の下宿先の娘がモデル。
篠田 守男
「テンションとコンプレッション 27」1959年
初期の作品。アルミニウムとステンレスを用いた後年とは異なり、ブロンズ・木・鉄による素材や形態などが特徴。
金子潤(1942~)
ワイド ダンゴ 1995年
ふと美術館の外を見ると、金子潤氏の作品があった。彼の作品は、NYマンハッタンのパークアヴェニューに数か月間だったが巨大な作品が3点展示されていた。その様子は こちら
エントランスの作品。高橋節郎(1914~)「童子馬」 1995年

1995年にオープンした谷口吉生氏の設計による美術館は広々と雄大。建物の間に置かれたオブジェに美術館前の池などが映り込んで不思議な景色。


時間の都合上、常設展のみを観ることに。
常設展の展示数はそれほどないが、入館料が300円で、無料でイヤホンガイドも借りられ、フラッシュなしであれば撮影可能となっている。また、作品の一枚一枚解説リーフレットも用意されている。

「絵筆を持つ自画像」1914年
絵の裏には、「私はこの絵から見つめる。あなたは私を見る。」と書かれている。ココシュカが当時恋愛関係にあった作曲家グスタフ・マーラーの未亡人アルマに宛てたものだが、恋は成就せず。作品の完成後、失恋の痛手を忘れるため、軍隊に入隊してしまったのだそう。

エゴン・シーレ
「カール・グリュンヴァルトの肖像」1917年モデルはシーレの兵役時代の上官で、繊維業を営む芸術愛好家であり、シーレのパトロンとなった人物。28歳という若さで亡くなったシーレの27歳の作品。

グスタフ・クリムト
「オイゲニア・プリマフェージの肖像」1913~14年
モデルのオイゲニアは、クリムトらが設立したウィーン工房の主要な後援者で銀行家のオットー・プリマフェージの妻にして、元女優。オイゲニアはウィーン工房のファッション界では有名な人物で、
1912年にオットーが妻と娘の肖像画をクリムトに依頼してこの絵が描かれた。
「オイゲニア・プリマフェージの肖像」1913~14年
モデルのオイゲニアは、クリムトらが設立したウィーン工房の主要な後援者で銀行家のオットー・プリマフェージの妻にして、元女優。オイゲニアはウィーン工房のファッション界では有名な人物で、
1912年にオットーが妻と娘の肖像画をクリムトに依頼してこの絵が描かれた。

「絵画」1933年
1933年に始めた「コラージュに基づく絵画」のシリーズのひとつ。それまでのミロの賑やかで明るい絵に比べ、色彩的にも構図的にも幾分落ち着いた作品。

「無謀な企て」1928年
日常の見慣れた物事に関心を持っていたマグリットは、それらをどのように描いたら見る者を画面に引き込むことができるかを考え抜いていた。

サルバドール・ダリ
「皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン」1932年
理性には支配されない心の奥底にある現実を超えた世界、謎めいて神秘的な世界を表わしているのだそう。

アルベルト・ジャコメッティ
「ディエゴの胸像」1954年
ディエゴは弟で、横に広げられた胸と、細く奥行きのある頭部という独特の構造となる。
「ディエゴの胸像」1954年
ディエゴは弟で、横に広げられた胸と、細く奥行きのある頭部という独特の構造となる。

「少女アニーン」1908年
ルノワールの作風を慕った作品。梅原龍三郎の下宿先の娘がモデル。

「テンションとコンプレッション 27」1959年
初期の作品。アルミニウムとステンレスを用いた後年とは異なり、ブロンズ・木・鉄による素材や形態などが特徴。

ワイド ダンゴ 1995年
ふと美術館の外を見ると、金子潤氏の作品があった。彼の作品は、NYマンハッタンのパークアヴェニューに数か月間だったが巨大な作品が3点展示されていた。その様子は こちら
高橋節郎館 も併設されているので、行ってみた。漆の立体作品や版画などが展示されている。



「赤い絨毯」1955年

「ハープ:銀河饗奏」1999年
「ピアノ:宇宙紀行」1995年
「ピアノ:宇宙紀行」1995年
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