あいちトリエンナーレのパフォーミングアーツとして、平田オリザ氏と大阪大学の石黒浩研究室によるロボットと人間のコラボレーションのお芝居が、オープニングからの5日間7公演行われた。
平田オリザ氏は、「ブロードキャスター」のコメンテーターとしても登場しているが、劇作家、演出家、劇団「青年座」主宰、大阪大学教授、鳩山内閣の内閣官房参与をも務めていた人物。
一方、石黒浩大阪大学教授は、知能ロボット研究の世界的第一人者。
中央アフリカ・コンゴに生息する類人猿「ボノボ」を飼育する研究室で、サルと人間の違いを研究するロボットと人間とを描いたお芝居。人間に一番近いというボノボもロボットも人間は見世物扱いしているが、果たして人間だけが特別なのか、違いがあるのかどうかと考えさせられる。
上演後、アフタートークが行われた。
一方、石黒浩大阪大学教授は、知能ロボット研究の世界的第一人者。
中央アフリカ・コンゴに生息する類人猿「ボノボ」を飼育する研究室で、サルと人間の違いを研究するロボットと人間とを描いたお芝居。人間に一番近いというボノボもロボットも人間は見世物扱いしているが、果たして人間だけが特別なのか、違いがあるのかどうかと考えさせられる。
上演後、アフタートークが行われた。
・ロボットとの掛け合いの難しさについて。ロボットは間違わないが、俳優が間違うとロボットとの間が異なってしまうので大変。
・より掛け合いを感じさせる為に、ロボットのしゃべりだしにぎりぎり自分の台詞が重なって終わるようにするなど俳優が工夫している。
・表情が変わらないロボットを相手にしているので、おそらくこのような表情をしているのだろうと想像しながら演技が出来るのでやりやすい。
・平田オリザ氏からは、ロボットに0.2秒や0.3秒と言った細かい時間調整での発声を指示され、プログラミング上は出来ないことはなかったが、動きのスピードや位置にずれが出て来る為、その調整が大変。
・床がほんの少しでも傾くなどすると、ロボットの立ち位置などが変わってしまうのも大変だった。
・ロボットのバッテリーは1時間半しかもたないため、もとあった脚本では1時間50分の上演時間になるので、削られた。
などなど、苦労話やこぼれ話が聞けたのは面白かった。
平田オリザ氏主宰の青年団の団員が出演していることもあり青年団の志賀廣太郎氏も観に来ていた。
などなど、苦労話やこぼれ話が聞けたのは面白かった。
平田オリザ氏主宰の青年団の団員が出演していることもあり青年団の志賀廣太郎氏も観に来ていた。
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