納屋橋にあったボウリング場やモデルルームなどとして使われてきた東陽倉庫テナントビルを利用し、映像などをメインにした会場。(画像は写真撮影可能な内覧会時のもの、及びHPから)
ヤン・フードン 楊 福東

3階のボウリング場だった広い場所に、35ミリ映写機18台で9つの映像を流すというもの。
20日の内覧会の時には夜8時から上演とのことだったので、私は行かなかったが、最後はブレーカーが落ちて途中で終わってしまったそうで、その後も映写機の修理や技師不足などから上映が出来ず、納屋橋会場に来る観客に関してはチケットには押印はされずに再来場可能だった。
ようやく、28日(土)の6時に一回上演され、今後は週末だけ上演されることになるのだそう。
レトロな中国の風景とファッショナブルな若者達の性や暴力、都市と田舎などの対比があり、混沌を感じた。
広い会場には大きなスクリーンが9つ、そしてその前にそれぞれ2台ずつ映写機が配置されている。最初は皆、カーペットの床に座って上映を待っていたのだが、それぞれ異なった内容のモノクロの映像が流され、音声などは全くなく映写機の回る音だけが響く中、皆思い思いにスクリーンの前に移動しつつ観賞するという形態も面白かった。

泉 孝昭
都市を行き来する輸送用パレットを題材にしてあるのだそうで、上に軍手や缶コーヒーなどが置いてある為、内覧会の時には会期までに展示が間に合わなかった?と一瞬思ってしまったが、後日もやって来た関係者のおじさまが慌てて係の人を呼んで小声で 「コーヒーの缶が置きっぱなしになってるよ」 と言っていた。
梅田 宏明
ヘッドフォンをして、眼下検診で眼圧を検査する時のような器具をおでこに当て、目を閉じて耳からの情報と瞼を通して見える光を体験するインスタレーション。白黒とカラーの2バージョンがある。さまざまな音が出て来るので、音の質によっては好き嫌いがあるかも知れない。
内覧会時にはご本人がおられ、ブースに誘導して下さったのだが、私が観終えた後、「大丈夫ですか?」と声をかけて下さった。


孫原(スン・ユアン)・彭禹(ポン・ユウ)
山下麻衣+小林直人
延々と二人がそれぞれボートを漕ぐ映像が流されている。良く良くみると、片方がナイル川で、エジプトのアスワン、もう片方がアマゾン川で、ブラジルのマナウス。いずれも行ったことがあるので、アートではなくついつい懐かしくて観てしまった。

カーメン・ストヤノフ
名古屋滞在中に偶然出会った日本人のおじさんの独白が延々とビデオで流されていたり、狭い通路の壁に建物が描かれ、その脇に飛びおり自殺したと思われる人が描かれていたり、かと思うとキッチンのような部屋では彼がムサカを作っている様子が流れ、同じブルガリア人の琴欧州や彼自身の写真が壁に貼ってあるなど。
小金沢 健人
ガラスか何か透明なものの上の黒いインク?をスポンジや筆やさまざまな物で拭く行為で、描き出される黒の線をそのガラス?の反対側から映しているようで、なかなか面白かった。
小泉 明郎
2つの画面が同時に流されるのだが、右側は中央線?の車内で新宿につくまでの間に一人の若いスーツを着た男性が徐々に声をあらげて号泣する。その周りの人達のリアクションが何とも言えず。。。
一方左側は若くて綺麗な女性が新宿?(ビックカメラの宣伝音が聞こえるので)の街角で一人、その彼に呼応するように心の声を吐露していく。対話をしているようで微妙に違うもよう。
最初観た時はただ何だか辛く、そして何度も観て行くと、より心が重たくなっていくような気がするのだが、そのぶんだけインパクトがあった。
観に来たアメリカ人?の男性が、この作品が非常に気に入った、この作家の他の作品は観られないか?と聞かれたぐらい。


ダヴィデ・リヴァルタ
彫刻や壁画デッサンや絵画で、大型の動物を表現している彼の作品が、駐車場側の壁に描かれている。
建物の裏側にあたるので、見落とされがちになってしまうのが残念。。。彼の2体の白馬の彫刻が錦通りにもあるので、その画像は追って。



ロビーには草間彌生のソファーやテーブルが置いてあり、ゆっくりくつろげるスペースとなっている。
因みに値段が提示されていて、ソファやテーブルは70万円や40万円を越えていた。
「踊る大捜査線」シリーズのテレビや映画を監督した本広克行氏が、女優さん?かも知れない若い女性や男性と共に観に来ていた。
あいちトリエンナーレでは、2か月超の期間中の来場者を30万人と予想しており、一般公開初日と2日目で2万1200人でまずまずの出足。
ただ、納屋橋会場に関しては映像アートが主流な会場だけに、混み合うことはそれほどなく、コアな客層と言った印象。ヤン・フードンの作品目当てに来る人も少なからずいるようなので、今後はもっと増える可能性があるかなと。
ヤン・フードン 楊 福東

3階のボウリング場だった広い場所に、35ミリ映写機18台で9つの映像を流すというもの。
20日の内覧会の時には夜8時から上演とのことだったので、私は行かなかったが、最後はブレーカーが落ちて途中で終わってしまったそうで、その後も映写機の修理や技師不足などから上映が出来ず、納屋橋会場に来る観客に関してはチケットには押印はされずに再来場可能だった。
ようやく、28日(土)の6時に一回上演され、今後は週末だけ上演されることになるのだそう。
レトロな中国の風景とファッショナブルな若者達の性や暴力、都市と田舎などの対比があり、混沌を感じた。
広い会場には大きなスクリーンが9つ、そしてその前にそれぞれ2台ずつ映写機が配置されている。最初は皆、カーペットの床に座って上映を待っていたのだが、それぞれ異なった内容のモノクロの映像が流され、音声などは全くなく映写機の回る音だけが響く中、皆思い思いにスクリーンの前に移動しつつ観賞するという形態も面白かった。

泉 孝昭
都市を行き来する輸送用パレットを題材にしてあるのだそうで、上に軍手や缶コーヒーなどが置いてある為、内覧会の時には会期までに展示が間に合わなかった?と一瞬思ってしまったが、後日もやって来た関係者のおじさまが慌てて係の人を呼んで小声で 「コーヒーの缶が置きっぱなしになってるよ」 と言っていた。
梅田 宏明
ヘッドフォンをして、眼下検診で眼圧を検査する時のような器具をおでこに当て、目を閉じて耳からの情報と瞼を通して見える光を体験するインスタレーション。白黒とカラーの2バージョンがある。さまざまな音が出て来るので、音の質によっては好き嫌いがあるかも知れない。
内覧会時にはご本人がおられ、ブースに誘導して下さったのだが、私が観終えた後、「大丈夫ですか?」と声をかけて下さった。
瞼を閉じても光が見えるということを意識したことがあまりなかったので面白かったが、私個人としては、日ごろからヘッドフォンで聴くことがあまり得意ではないので、音楽ではない色々な音はあまり得意ではなかったかも。


孫原(スン・ユアン)・彭禹(ポン・ユウ)
中国のアーティスト。
定期的に窓が開かれ、そこからいきなり雑誌が捨てられる。都市生活における衝動的で破壊・創造的な'行為なのだそう。最初はゴムのベルトのようなものを使って機械仕掛けで定期的に窓がぱっと開いては本が投げ捨てられていたのだが、機械が故障してしまったので、人が投げていることの方が多かった。
山下麻衣+小林直人
延々と二人がそれぞれボートを漕ぐ映像が流されている。良く良くみると、片方がナイル川で、エジプトのアスワン、もう片方がアマゾン川で、ブラジルのマナウス。いずれも行ったことがあるので、アートではなくついつい懐かしくて観てしまった。

カーメン・ストヤノフ
名古屋滞在中に偶然出会った日本人のおじさんの独白が延々とビデオで流されていたり、狭い通路の壁に建物が描かれ、その脇に飛びおり自殺したと思われる人が描かれていたり、かと思うとキッチンのような部屋では彼がムサカを作っている様子が流れ、同じブルガリア人の琴欧州や彼自身の写真が壁に貼ってあるなど。
小金沢 健人
ガラスか何か透明なものの上の黒いインク?をスポンジや筆やさまざまな物で拭く行為で、描き出される黒の線をそのガラス?の反対側から映しているようで、なかなか面白かった。
小泉 明郎
2つの画面が同時に流されるのだが、右側は中央線?の車内で新宿につくまでの間に一人の若いスーツを着た男性が徐々に声をあらげて号泣する。その周りの人達のリアクションが何とも言えず。。。
一方左側は若くて綺麗な女性が新宿?(ビックカメラの宣伝音が聞こえるので)の街角で一人、その彼に呼応するように心の声を吐露していく。対話をしているようで微妙に違うもよう。
最初観た時はただ何だか辛く、そして何度も観て行くと、より心が重たくなっていくような気がするのだが、そのぶんだけインパクトがあった。
観に来たアメリカ人?の男性が、この作品が非常に気に入った、この作家の他の作品は観られないか?と聞かれたぐらい。

ボリス・シャルマッツ
大きな部屋の中央に、グランドピアノに見立てた台の上に寝そべって、52分の映像をたった一人で観るというもの。一日7名、金曜は閉館時間が遅いので8名だけが体験・体感できるというもので、1000円の追加チケットが必要。観客の中にはついつい寝てしまう人もあるようだが、枕の両側にスピーカーがあり、画面以外は全く明かりがない状況で、非日常な世界。
ダヴィデ・リヴァルタ
彫刻や壁画デッサンや絵画で、大型の動物を表現している彼の作品が、駐車場側の壁に描かれている。
建物の裏側にあたるので、見落とされがちになってしまうのが残念。。。彼の2体の白馬の彫刻が錦通りにもあるので、その画像は追って。



ロビーには草間彌生のソファーやテーブルが置いてあり、ゆっくりくつろげるスペースとなっている。
因みに値段が提示されていて、ソファやテーブルは70万円や40万円を越えていた。
「踊る大捜査線」シリーズのテレビや映画を監督した本広克行氏が、女優さん?かも知れない若い女性や男性と共に観に来ていた。
あいちトリエンナーレでは、2か月超の期間中の来場者を30万人と予想しており、一般公開初日と2日目で2万1200人でまずまずの出足。
ただ、納屋橋会場に関しては映像アートが主流な会場だけに、混み合うことはそれほどなく、コアな客層と言った印象。ヤン・フードンの作品目当てに来る人も少なからずいるようなので、今後はもっと増える可能性があるかなと。
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