コタキナバルから観光をしつつ、9時間ほどかけてボルネオ島の北東部の人口800人のスカウ村へ到着。
河口から約60キロに位置する村で、以前はメラピ村と言った。
ロッジの目の前はキナバタンガン川。全長560キロ。
下流域に「キナバタンガン下流域生物サンクチュアリ」や「ゴマントン保護林」がある。
町や船着き場を作る為にまず川岸の林が開発されたが、後背地からの土砂の流出を止めたり、村落を川の浸食から守る為に意識的に残された森林でもある。隣接した森林がほとんど伐採されてしまった為、川岸の林は動物達の最後の生息域となった為、昔はほとんど見ることが出来なかった動物達と皮肉にも出会えることとなった。
現在、哺乳類は130種類が下流域に棲息している。

カニクイザル Crab Eated Macaque
ロング・テイル・マカック(Long Tail Macaque)とも言われる。
体重5~7キロ。頬袋があり、長い尻尾。10~20頭のグループで行動する。
主食は果実で蟹はまれにしか食べない。


バナナリス Plantain Squirrel
体重150~280グラム

オス(左)とメス(右)の鼻を見比べてみると・・・


オス
天狗のような大きな鼻の先に鼻の穴が開いている!



動き回るテングザルの様子
夕方のクルーズはムナンゴール河畔だったが、トマンゴン方面に象が現れたとの情報から、ボートを急ぎそちらにとって返して向かった。あいにく、どんどん陽が暮れてきて、ライトを持っていなかったので暗くて鼻先しか見えなかったが、バキバキと草木を踏む音だけが響いていた。
ロッジに戻って夕食を。そしてナイトツアーへと繰り出した。
ナイトツアーでは、しっかりライトなどの装備をして再度トマンゴン方面へ向かってもらった。

現在ボルネオ島でその数は1000~2000頭と言われているボルネオゾウ。
なかなか出会えないというが、
ラッキーなことに2頭が居た。
インドの一部とスリランカ、タイ、スマトラに生息しているアジアゾウの隔離群であるボルネオゾウ。
肩までの高さはオスで1.7~2.6メートル、体重は最大で2.5トン。メスと子供10~40頭の群で行動し、オスは単独のことも。


夜は、鳥達が木の上で寝ているので発見しやすい。ボルネオ島では約600種類の野鳥がいる。

ルリカワセミ Blue-eared Kingfisher
日本のカワセミに似ている。

ゴイサギ
Black Crowned Night Heron

アジメヒメツツキ Speckled Piculet?

ふと見るとボートのすぐ横を・・・
イリエワニ Saltwater Crocodile
これは未だ子供とのこと
うまく写真に撮れなかったのだが、マレーウオミミズク Buffy Fish Owl も観られた。
この夜は新月だったこともあり、天の川や他の星々が非常に鮮明に見え、川の真ん中でエンジンを停めてライトも全て消してもらうと、静かな川面に星が映り込み、実際の川と空がずっとつながっているような、そしてその中にポカンとボートごと自分が浮いているような不思議な素晴らしい体験をした。
他の星があまりに多く見えるので天の川が見分けがつかないぐらいの夜空やゆっくり動くいくつもの人工衛星などを、モンゴルの平原やカナダのアルゴンキン国立公園や、アメリカのモニュメントバレーで観たが、満天の星が川面に映って自分の位置よりも下にも星が見えるという体験は初めてだった。
流れ星を3つ見た。
河口から約60キロに位置する村で、以前はメラピ村と言った。
ロッジの目の前はキナバタンガン川。全長560キロ。

町や船着き場を作る為にまず川岸の林が開発されたが、後背地からの土砂の流出を止めたり、村落を川の浸食から守る為に意識的に残された森林でもある。隣接した森林がほとんど伐採されてしまった為、川岸の林は動物達の最後の生息域となった為、昔はほとんど見ることが出来なかった動物達と皮肉にも出会えることとなった。
現在、哺乳類は130種類が下流域に棲息している。
夕方のリバークルーズに。
支流のムナンゴール川へ。

カニクイザル Crab Eated Macaque
ロング・テイル・マカック(Long Tail Macaque)とも言われる。
体重5~7キロ。頬袋があり、長い尻尾。10~20頭のグループで行動する。
主食は果実で蟹はまれにしか食べない。
未だ子供とのことだが十分大きなマレーオオトカゲ
(ミズオオトカゲ Water Monitor)
(ミズオオトカゲ Water Monitor)
全長1.8メートルに達する。地上で活動するが、樹上で眠る。
小動物や落下した果実、動物の死体や鳥の雛や卵など雑食。
小動物や落下した果実、動物の死体や鳥の雛や卵など雑食。


バナナリス Plantain Squirrel
体重150~280グラム

マングローブヘビ Mangrove Snake
2メートルに達する毒蛇

ボルネオに来て観たい動物の筆頭に挙げられるボルネオ固有のテングザル Proboscis Monkey
マングローブ、ニッパヤシ林などに住み、泳ぎも上手。オスは体重12~20キロ、メスは体重10キロ。1歳よりも小さな子供は青黒い顔をしており、大人のオスの鼻は大きく垂れ下がっているのに対し、メスと子供の鼻は上へ反り返っている。消化の為に大きなくびれたお腹をしているが、お腹にバクテリアを保有し、毒のあるマングローブの芽などを食べ、果物などを食べるとガスが発生して死んでしまう。大きなオスのボスが率いる群と、オスだけの群とがある。
大きなオスは我々を悠々と見降ろしていて、まるで天狗そのものと言った風格がある。

2メートルに達する毒蛇

ボルネオに来て観たい動物の筆頭に挙げられるボルネオ固有のテングザル Proboscis Monkey
マングローブ、ニッパヤシ林などに住み、泳ぎも上手。オスは体重12~20キロ、メスは体重10キロ。1歳よりも小さな子供は青黒い顔をしており、大人のオスの鼻は大きく垂れ下がっているのに対し、メスと子供の鼻は上へ反り返っている。消化の為に大きなくびれたお腹をしているが、お腹にバクテリアを保有し、毒のあるマングローブの芽などを食べ、果物などを食べるとガスが発生して死んでしまう。大きなオスのボスが率いる群と、オスだけの群とがある。
大きなオスは我々を悠々と見降ろしていて、まるで天狗そのものと言った風格がある。

オス(左)とメス(右)の鼻を見比べてみると・・・


オス
天狗のような大きな鼻の先に鼻の穴が開いている!

メス


子供を抱いたメスが木から木へとジャンプ!
やはり母は強い。
やはり母は強い。
動き回るテングザルの様子
夕方のクルーズはムナンゴール河畔だったが、トマンゴン方面に象が現れたとの情報から、ボートを急ぎそちらにとって返して向かった。あいにく、どんどん陽が暮れてきて、ライトを持っていなかったので暗くて鼻先しか見えなかったが、バキバキと草木を踏む音だけが響いていた。
ロッジに戻って夕食を。そしてナイトツアーへと繰り出した。
ナイトツアーでは、しっかりライトなどの装備をして再度トマンゴン方面へ向かってもらった。

現在ボルネオ島でその数は1000~2000頭と言われているボルネオゾウ。
なかなか出会えないというが、
ラッキーなことに2頭が居た。
インドの一部とスリランカ、タイ、スマトラに生息しているアジアゾウの隔離群であるボルネオゾウ。
肩までの高さはオスで1.7~2.6メートル、体重は最大で2.5トン。メスと子供10~40頭の群で行動し、オスは単独のことも。


ムシャムシャとお食事中
夜は、鳥達が木の上で寝ているので発見しやすい。ボルネオ島では約600種類の野鳥がいる。

ルリカワセミ Blue-eared Kingfisher
日本のカワセミに似ている。

ゴイサギ
Black Crowned Night Heron

コウハシショウビン Stork-billed Kingfisher
ルリカワセミよりも大きい。
ルリカワセミよりも大きい。

クロアカヒロハシ Black-and-Red Broadbill
巣を梢から垂れ下がったようにして作る。
巣を梢から垂れ下がったようにして作る。


ふと見るとボートのすぐ横を・・・
イリエワニ Saltwater Crocodile
これは未だ子供とのこと
うまく写真に撮れなかったのだが、マレーウオミミズク Buffy Fish Owl も観られた。
この夜は新月だったこともあり、天の川や他の星々が非常に鮮明に見え、川の真ん中でエンジンを停めてライトも全て消してもらうと、静かな川面に星が映り込み、実際の川と空がずっとつながっているような、そしてその中にポカンとボートごと自分が浮いているような不思議な素晴らしい体験をした。
他の星があまりに多く見えるので天の川が見分けがつかないぐらいの夜空やゆっくり動くいくつもの人工衛星などを、モンゴルの平原やカナダのアルゴンキン国立公園や、アメリカのモニュメントバレーで観たが、満天の星が川面に映って自分の位置よりも下にも星が見えるという体験は初めてだった。
流れ星を3つ見た。
この日に教えてもらったこと
・クアラルンプールではマレー系(イスラム教徒)、中華系(仏教徒)、インド系(ヒンズー教徒)などが、それぞれコミュニティを作っていたが、ボルネオ島では、イスラム教徒が68%、キリスト教徒が30%で残りが仏教などとなっていて、民族はミックスになっていることが多い。
・ボルネオの少数民族はルスン族が多い。マレー語とルスン語は全く異なる言語。
・大きめの一般道路の速度制限は90~110キロ、ハイウェイは110~120キロ。
・コタキナバルなどで売っている野菜は、現地では暑過ぎて育たないので、標高が高く涼しいキナバル公園付近で採れた野菜を運んで来ている。
・ボルネオ島の住民の20%はフィリピン人で、インドネシア人もいる。
マレーシア人のボルネオ島=インドネシア人のカリマンタン島であり、同じ島に住んでいるが(ブルネイ人も)、国境はあってもインドネシア人の不法滞在者が多く出稼ぎに来ている人が多い。
・親が不法滞在でマレーシアに住んでいるインドネシア人であったとしても、子供がマレーシアで生まれればマレーシア人として認められ、その子供の親ということで不法滞在であってもマレーシア人になれる。
(・・・親はアメリカ人にはなれないが、子供が認められるのは米国に似ているかと)
・コタキナバルでの魚市場や水上集落(カンポンアイール)はフィリピン系の人達。
・ボルネオのサバ州特産のお茶、サバティーがある。(飲ませてもらったが、ウバか中国茶のよう)
コメント