名古屋に引っ越してきて、東京や大阪に住んでいた時よりも親しむようになったのが鮎料理。
解禁になると、鵜飼で鵜が獲った鮎や、友釣りによる天然鮎など、さまざま食べることが出来るが、未だヤナ漁での落ち鮎を食べたことがなかったので、岐阜の郡上鮎を食べにヤナに行ってみた。

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ヤナ(梁)漁とは、川の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った梁(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかるのを待つ漁法である。つけ場漁ともいい、アイヌ語ではウライと呼ばれる。発祥は中国で日本には弥生時代に伝えられたと言われている。

すのこは上流側に傾いて設置され、上流側では水中にあり、川下側では水上にある。川の水はすのこを通って流れるが、上流から泳いできた魚はすのこの上に打ち上げられるというしくみ。(wikipedia より抜粋)
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丁度、鮎が数匹かかっていた。
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簡易な建物のお店を入ると、タオルで鉢巻したおじいさんが鮎の焼き具合の番をじっとされていた。



ア・ラ・カルトもあるが、Aセット(塩焼き中1匹、魚でん中1匹、フライ、煮付け、鮎飯か鮎雑炊)3675円と、Bセット(塩焼き大2匹、魚でん大1匹、フライ、煮付け、鮎飯か鮎雑炊)5250円があったので、それぞれを。

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鮎の甘露煮



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鮎のフライ




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上2匹がAセットの中サイズ
下3匹がBセットの大サイズ

大きなものは20センチほどはゆうにあり、まるまる太って養殖物とは全く違った脂がのっていて美味しい。




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鮎ご飯



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鮎雑炊


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毎年、8月下旬から10月末まで楽しめるヤナ漁の鮎料理だが、今年の夏は例年になく暑かったので水量が少なく、鮎がなかなか獲れず、このヤナは翌日である9月26日でクローズし、また獲れるようになったらオープンするのだそう。
これからのシーズンは、卵を抱えた鮎が獲れる (お店の方の言葉を借りれば 「落ちる」) そうだが、この日食べた鮎田楽の一匹に、少しだけ卵が入っていて、また違う食感を楽しめた。

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多くの釣り人が鮎の友釣りをしていた。













岐阜県郡上市大和町島5338
0575-88-3375/0575-88-2047
www.xwns.co.jp/yamato/yana/sugigase.html