日本では消費税アップなどが予想されている昨今。
テレビ番組などで、ヨーロッパ各国の消費税(VAT)等を例に取り上げて比較などをしていたが、米国の場合も、食料品に税金がかからないかと思えばチョコレートは嗜好品扱いで課税されたりと色々品目によって違いがあり、尚ややこしいのはそれが州によっても異なるという点。
テレビ番組などで、ヨーロッパ各国の消費税(VAT)等を例に取り上げて比較などをしていたが、米国の場合も、食料品に税金がかからないかと思えばチョコレートは嗜好品扱いで課税されたりと色々品目によって違いがあり、尚ややこしいのはそれが州によっても異なるという点。
今現在の税率はわからないので昨年春現在を例としてだが:
例えばニュージャージー州では衣類や鞄は金額の上限・下限を問わず無税、一方隣のニューヨーク州では衣類や鞄には課税される。しかし同じNY州内でも、マンハッタンなどニューヨーク市と、ロングアイランドと、アウトレットで有名なウッドベリーがある地域では市税が異なることから税率が違って来る。
例えばニュージャージー州では衣類や鞄は金額の上限・下限を問わず無税、一方隣のニューヨーク州では衣類や鞄には課税される。しかし同じNY州内でも、マンハッタンなどニューヨーク市と、ロングアイランドと、アウトレットで有名なウッドベリーがある地域では市税が異なることから税率が違って来る。
例えば、NY5番街のティファニーで買うよりも、宝石類の税率がNYよりも低いお隣のニュージャージー州のティファニーで同じ物を買った方がお得だったりするというわけ。
また、販売促進のためにNY市では数年前から105ドル(だったかなぁ)未満であれば衣類等は無税に変更するなど、注意していないと税率が変わることもあり非常に複雑。
かと思えばNY市の財政逼迫により、国民的飲料のコカコーラなどソーダ類にも肥満税として課税するとか、しないとかもめていた。
そしてこのややこしい税率を外税表記していたのだが、税金を意識させずに支払ってもらおうと内税にする動きもあった。
そしてこのややこしい税率を外税表記していたのだが、税金を意識させずに支払ってもらおうと内税にする動きもあった。
一方、高い税率がかかるマンハッタンのお店の店員さんは、安い税率の他の州にお客さんが流れないように色々とお客さん側に立ったアドバイスをしてくれるのも面白い。マンハッタンのクリストフルの店員さんですら、コネチカットやマサチューセッツだと無税になるから、誰かお友達がそこに住んでない?とこちらが聞く前に裏技を教えてくれるし、5番街のデパートのサックス・フィフスやバーグドルフ・グッドマンでも、無税の隣の州に送る方法など、当たり前のように手続きをしてくれたものだった。
税金の州ごとのしくみは複雑で良くわからないが、日常でも州によって違いを感じることのできる簡単な例として、ペットボトルや瓶のデポジットがある。
ヨーロッパでも、ペットボトルや瓶をスーパーマーケットや酒屋さんに返却すると、それぞれ瓶代などを返金してくれ、スーパーでは自動返却機なるものまであり、ペットボトル何本、瓶何本とカウントしたレシートをキャッシャーに持って行くとその分を返金してくれた。
一方、米国では、その返金がある州とない州に分かれる。
ボトルや瓶の裏の表示を良く見ると、その返金が適用される州と金額が表記されている。
一方、米国では、その返金がある州とない州に分かれる。
ボトルや瓶の裏の表示を良く見ると、その返金が適用される州と金額が表記されている。

ME(メーン州)、VT(ヴァーモント州)、CT(コネチカット州)、MA(マサチューセッツ州)、NY、OR(オレゴン州)、IA(アイオワ州) は5セント
MI(ミシガン州)は10セント
CA(カリフォルニア州) CRV = California Redemption Value は deposite としてすでに加算されている。

各州の状況
(2008年10月のUSA TODAY による)
ところが、アメリカに行くとスーパーマーケットでペットボトルや瓶の返却機などがヨーロッパのスーパーのように簡単に見つからない。
てっきり個人でボトルをスーパーに返却して換金できるものだと思っていたのだが、どうも様子が違う。

一軒家であれば各人が缶やペットボトルなどを所定の日の所定の場所に捨てるのだが、マンハッタンなどの集合住宅では随時ビル内で捨てると、ビルの人が集めて所定の日に道路に出してくれていた。
すると、その路上の物を集める人達が集配車よりも先にやってきて換金できるものだけを集めて行く。
何処で交換するんだろう?と思っていたら、ロウワーイーストサイドのスーパーの裏の交換機で現金にしている姿を見かけた。
つまり、我々はリサイクル可能なペットボトルや瓶のデポジット分を支払って、彼らの収入源に寛元しているしくみとなっていた。


マンハッタンを離れた、下町であるコニーアイランド界隈では、住人?とおぼしきラティーノ系の人達が換金していた。
5年ほど日本を離れていて戻って来た昨年、日本でも同様にアルミ缶をリサイクル収集車が来るよりも先に個人的に集めている人が多く、不況のご時世を実感したのだが、一方ゴミ屋敷も見かけた。
さすがにアメリカではゴミ屋敷は見たことがなかったのだが、もしかして宝の山のお屋敷なのかも。
因みにこの名古屋の西大須のゴミ屋敷、聞くところによると、男性がお一人でお住まいなのだとか・・・

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