チトワン国立公園
国立公園内のホテルから早朝のエレファントサファリに行った。未だ日が昇る前の出発だったので、朝焼けのラプティ川からは川霧があがっていた。


エレファントサファリは、象に乗ってジャングルを行くので、徒歩やジープでは行けない所に入っていけるのが面白い。
左の画像は夕方のエレファントサファリに行っていた人達のものだが、母親象を象使いの人が扱うと、小象もついてきていた。
我々が乗った象は45歳のおばちゃん象。途中で文字通り道草を食ったり、水を飲んだりするのも面白かった。


象は少々の木や草が身体に当たっても意に介さないので、ジャングルに入っていくと、枝などが我々に当たらないようにしないといけない。目線の位置が高いので、ジープサファリよりも楽しい。


クジャクのメスの群れ


インドザルが我々を警戒して
けたたましく吠えていた。
チトワン国立公園は、東西80キロ・南北23キロと非常に広くインドとの国境にも一部接している。絶滅危惧種のインドサイやベンガルトラも生息しているそうだが、あいにく我々は観ることが出来なかった。ホテルに戻って他の宿泊者2組に聞いてもやはりサイやトラなどは見られなかったと。ガイド歴20年の人でもベンガルトラだけは未だ見たことがなく、ガイド歴15年の人は一度だけ見たと言っていた。
チトワンを後にして、一路ポカラ方面へ。


通学の風景。
家の軒先や、牛が食べる干し草の横などにも何か白いものが束にして干してある。聞いてみると、大根とのこと。これで漬物を作るのだそう。


ポカラへ向かう途中、街道沿いで昼食を。ビュッフェ形式でネパールの人達ももりもり食べていたが、美味しい。


ここにはエベレストビールがなかったので、ツボー(ツボルグ)を。ライセンス生産としてネパールで作っている。
お皿の右下のものが、大根のお漬物。たくあんとも似ていて美味しい。
鶏カレーは骨が多かったが、地元の人達用の味付けで辛めでいける。

チョウメンと言われるチベットの焼きそばをお皿にてんこ盛り取って来ていたネパール女性がいたので食べてみたところ、なるほどこれがまた美味しい。
ダンプス(ダンパス)
チトワンからポカラ、そしてフェディ経由、ダンプス(ダンパス)へ。

この時はお天気があまり芳しくなかったのだが、日が暮れる頃から徐々にお天気が回復。
少しずつ雪をかぶった山の裾野が見えて来た。



ダンプスの村は牧歌的。
水牛が勝手に自分で家路についていた。
薪をしょった母子を何組か見かけたが、本当に子供が良く働いている。
ロッジに到着。部屋には勿論暖房器具もお湯もない。ソーラー発電なのだそうだが、この日は曇りだったので電気が貯められなかったとのことで、懐中電灯が大活躍。


ロッジのレストランだけは自家発電で明るかったので、そこで夕食を待つことに。
さすがに寒いので、夕食前に地元のウイスキー、そしてロクシーという粟を原料とした蒸留酒を。
この時に飲んだロクシーはお湯割りにしてあったので、アルコール度数が少なく、薄い日本酒を飲んでいるようなイメージ。

お酒のおつまみにはこれ、とガイドさんが注文してくれた水牛の炒め物。
濃い目の味なので、よりお酒が進む。
お陰で年越し二日酔いに・・・

ネワール族のネワール料理風のモモ。
美味しそうなので、すぐにガイドさんとポーターさんと4人で
食べてしまい、写真に撮るのを忘れてしまったのだが、
水牛の肉が入り、美味しかった。
チベット式のモモは餃子のような形をしているが、ネワール式の
モモは丸くて小さな肉まんのような形をしている。




星空がとても綺麗だったのだが、ややお天気が不安定だったので、この日は早々に就寝。
翌朝の元旦は素晴らしいヒマラヤの山々と初日の出を観ることが出来た。その様子は ネパール旅行⑤ で。
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