首都カトマンズの東12キロにあり、ユネスコの世界遺産にも登録されている古都のバクタプル。
 
889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、12~18世紀にかけて、マッラ王朝時代の3王国の首都のひとつ(他の2つはカトマンズとパタン)。
ネワール族の街の中ではバクタプルが一番中世の街並みをそのままに残しており、人口22万人ほどだが、その8割がネワール族。
ベルナルド・ベルトリッチが監督し、キアヌ・リーブスが出演した映画「リトル・ブッダ」のロケ地ともなった。
 
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街に至る郊外には、煉瓦工場の煙突が多数あった。
赤レンガ造りの街の門を入ると、そこはネパールの中世。

ダルバール広場

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カトマンズにも、パタンにも同じ名称のダルバール広場があるが、ここが一番広くてのんびりしているかと。
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1934年の大地震の被害を受ける前には、もっと多くの寺院が広場にあったのだそう。
右は、パゴラ洋式の屋根が美しいパシュパティナート寺院
バクタプルでは最古で1492年に建立された。
 
 
 
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傾いているような木製の建物も多いが、
それがまた風情を感じさせてくれる。
 
 
 
 
 
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旧王宮前にあるブパティンドラ・マッラ王の石柱の界隈では、伝統楽器の演奏と共に、民族衣装の人達によるダンスが披露されていた。
 
2011年はネパールの観光年として制定され、民族舞踊などが披露されることになったのだそう。
 
 
 
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ゴールデンゲート
1754年にランジット・マッラ王によって造られた旧王宮への門で、現在も衛兵が立っている。ガルーダにまたがったカーリー女神や、ヴィシュヌ神などが一面に施されていている。
この奥に行くと、タレジュ寺院のあるタレジュチョーク(=ムルチョーク)があるが、ヒンズー教徒でない我々はタレジュチョークの入口までしか行けず、写真撮影も不可だったが、中を少し覗かせてもらうと、タレジュチョークは精緻な彫刻が施されていて非常に綺麗だった。


 
 
 
 
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ゴールデンゲート横には、55窓の宮殿
1427年にヤクシャ・マッラ王によって建てられ、17世紀のブパティンドラ・マッラ王によって再建。3層構造の建物には、入口を含めると55もの窓があり、ネパールでは他に例を見ない建築で、ネワール建築の傑作とされている。
 
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現在は高校の入口に立つ像2体だが、バクタプルの石像の傑作と言われている。
17世紀のもので、左が Ugrachandi、右が
Bhairab とのこと。
 
 
 
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広場につながる狭い路地には、色々なお店が立ち並ぶ。
 
ふと見上げると、大根や唐辛子が干してあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
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曼陀羅を描く学校もある。
 
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日本のレストランなどでも出される
ヒマラヤの岩塩が売っていた。
 
 
 
 
 
 

陶工広場

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焼き物が盛んなようで、広場では、粘土をこねたり、形を作ったり、干したり。
 
 
 
 
 
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粘土の中に不純物が混ざっていないかチェックしてはこねていた。
 
 
 
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棒を使って下の円盤状のろくろを回して形を作ってい
る。
 
 
 
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坪の底を棒で突き固めているところ。
 
 
 
 
 
干した物と藁とを交互に乗せて、そのまま2~3日かけて焼くのだそう。

作業をしている人達は兼業農家の人達で、8~9月頃には、この広場にはお米が干されることになる。
 
 
この後、5重の塔が綺麗なトゥマディー広場やタチュバル(ダッタトラヤ)広場へ。
その様子は ネパール旅行⑩ で。