ナガルコットはカトマンズよりも北東に位置し、前日は夕日に映えたヒマラヤや満天の星空を堪能できたが(その様子は こちら)、あいにく朝は雲が出ていたのでエヴェレスト(ネパールではサガルマータ、中国ではチョモランマ)は見えず。
一路、ユネスコの世界遺産に登録されている古都の パタン へ。
パタンは、カトマンズ盆地の中では一番古い町で、299年にアショーカ王によって造られた。住民の8割はネワール族で、6割は仏教徒。ネワール彫刻の建築物がとにかく素晴らしかった。

ダルバール広場

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右側が旧王宮。通りを挟んで左側にはずらっと寺院が立ち並んでいて圧巻。
 
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旧王宮の中には、ムル・チョークという中庭があり、内部の彫刻が非常に綺麗。
現在の建物は1666年にシュリ・ニワス・マッラ王によって建立されたもの。
 
 
 
 
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柱などには、ヒンズー教の神々が
彫り込まれている。
 
 
 
  
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すぐ横のタレジュー寺院では、水牛や山羊が
生贄として捧げられるので、中庭の一か所には
動物をつなぐポールと、刀を振り下ろした
時の傷が地面についている。
 
 
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生贄となった水牛の腸が
中庭入口にかけられている。
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マニ・ケシャブ・ナラヤン・チョーク
1734年に完成。
上の金の窓からは、王様が姿を現していた。
現在はパタン博物館。
 
 
 
 
 
 
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タレジュの鐘
1736年にマッラ朝ビシュヌ王によって造られた鐘。
鐘はお祭りの時と何か緊急時の警報としてしか
鳴らされない為、下の扉は常時閉まっている。
 
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ビムセン寺院
職人や商人の神様を祀っている。
 
 
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ヴィシュワナート寺院
シヴァ神を祀っている。
前には象の石像が2頭。
 
 
 
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クリシュナ寺院
17世紀のシディナラシン王の時代に建立。
シカラ建築で、ネパールでは珍しい石造り。
ヒンズー教の「マハーバーラタ」で戦ったヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが祀られ、2階に「マハーバーラタ」、3階に「ラーマーヤナ」の物語が刻まれている。21の祠があり、仏陀も祀られているのだそう。
前には、ヴィシュヌ神の乗り物であるガルーダの像があるが、王様の顔に似せて造ってあるのだとか。
 
 
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ハリ・シャンカール寺院
ヴィシュヌとシヴァ両方の神性を持つハリ・シャンカールを祀っているが、ヒンズー教に良くある官能的なモチーフの像が多く、ここでは動物と人間が交わっている彫刻まで。
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旧王宮の前には、シッディ・ナラシン・マッラ王の像が立っている。
奥の寺院はバイ・デガ寺院
 
 
 
 
 
 
 
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色々な形のお寺がひとつの広場にあるのは面白い。
 
右はチャシン(クリシュナ)寺院
 
 
 
 
 
 
 
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やはりここでも、大勢の人が
水を汲みに来ていた。
 
 
 
 
 
他のパタンの寺院、そしてカトマンズ観光は ネパール旅行⑫ で。