品川の高輪にある原美術館へ行ってみた。
1938年に造られたヨーロッパモダニズムの建物を利用した現代美術の美術館。
1938年に造られたヨーロッパモダニズムの建物を利用した現代美術の美術館。
6月までやっている企画展「Be Alive!」 (以下4点の画像はHPより)

「ママブッシュ:母は唯一無二の存在」アフリカンアメリカンの女性をラインストーンで装飾したとても巨大な肖像画。


ふすまを自分で開けると、台所をイメージしたビデオインスタレーションが始まるのだが、いきなり読経が流れふすまに描かれた日の丸の裏側には銃口や、多くの人の口と耳が描かれ、ビデオの内容も結構衝撃的。
1階の廊下には、荒木経惟氏の「センチメンタルな旅・冬の旅」からの組写真があった。今は亡き夫人の若かりし頃から、棺の中で多くの花に飾られている亡くなった顔の画像まで。

常設展として、奈良美智氏の 「My Drawing Room」 が面白かった。まるで屋根裏を思わせる部屋にLonesome Puppyシリーズの犬達が多数おり、カセットや縫いぐるみが置かれ、壁にはドローイングが多数。
中庭には、オブジェが数点。庭に面した一階部分はカフェになっている。(屋外は写真撮影可能)


アドリアナ・バレジョン Adriana Varejao「空想の万能薬」



イサム・ノグチ Isamu Noguchi「PYLON」
玄関まわりの前庭にあるオブジェ群



小さな私立美術館だが、高輪の高級住宅街の一角で、静かなゆったりとした時間を過ごすことが出来た。
原美術館 wikipediaより
原俊夫が設立した現代美術を中心とした私立美術館。
東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)総裁などを歴任した実業家原邦造の邸宅であった。原邦造の養父の原六郎も実業家、美術品収集家として知られている。
現在、原美術館として活用されている瀟洒な邸宅は、渡辺仁の設計で昭和13年(1938年)竣工したもの。渡辺は上野の東京国立博物館本館や銀座の和光本館(旧服部時計店)の設計で知られる、当時の代表的な建築家である。
コメント