この時期に果たして旅行はどうしたものかと、同行者達とも相談したのだが、すでに震災よりも前に予約を取っていてキャンセルすると宿にご迷惑をおかけしてしまうことや(実際、お宿の方曰く、震災の影響があるとのこと)、自分達への言い訳かもしれないが経済活動も大事ということで、泊りに行くことにした。
あまり同じ旅館に泊るよりは、他の場所や旅館を選択することが多いのだが、昨年泊って気に入ったので、割烹の宿 美鈴へ再度行ってみた。日本三大民宿のひとつとも言われている。
チェックイン前に、近くの三浦の桜を。その様子は 桜を求めて⑫紀北町 で。

到着時に出していただく茶菓子は、
干し芋と寒天菓子。
お茶卓の上には松葉というにくい
演出は変わらず。
お待ちかねの夕食。


食前酒は梅酒。
そして飛水の冷酒。
ぐいのみは、下の部分に
鈴が入っていて、動かすと
良い音色がする。

12時の位置から時計回りに:
肝付さざえ、タコの燻製、ふぐ、
煮た牡蠣、ぼらの卵巣、ぼらの精巣、
イカげそ、がざ海老
中央:マンボウの湯引き(ポン酢で)
タコの燻製がとてもしっかり
燻してあり、香りが良い。
ボラの卵巣とは、つまり、からすみと同じ部分だが、タラコのような食感と、非常に濃厚なお味で、からすみとはまた違った美味しさ。
マンボウはあっさり。

もずく
太くて美味しい。

名物の自家製からすみ
からすみを造られる秋は宿も休業するほど。
ここのからすみは、名古屋では、老舗料亭である
「か茂免」で出される逸品。

お刺身
名物のやどかり、タコ、ホラ貝、ぶり
やどかりは前回も食べたが、甘くて伊勢海老のお刺身のようでとても美味しい。
ホラ貝もコリコリしている部分や柔らかい部分があって美味。

ムラサキウニ
画像は4人前。
実際には7~8個分の
雲丹なのだそう。

おこぜ、もずく、うどのお吸い物

お寿司は、うちわ海老、サバ、アワビ
うちわ海老は沖縄で食べたが、
熊野灘の近海でも獲れるのだそう。
うちわ海老は沖縄で食べたが、
熊野灘の近海でも獲れるのだそう。

新タマネギの煮物
カクキュウの八丁味噌乗せ
タマネギが非常に甘くておいしい。

茶碗蒸し

天麩羅
あおさ、よもぎ、タラの芽、ぜんまい、
人参、かぼちゃなどを抹茶塩で。

ぶりてり
これだけは、どうされたのか
焼き過ぎで硬く、非常に残念。
梅酒漬けの梅が添えられている。

しゃぶしゃぶ
うちわ海老、かさご、はもを
お出汁の入ったお鍋で
しゃぶしゃぶする。
最後に、そのお出汁で雑炊にするのでは
なく、ご飯の上にお出汁をかけてお茶漬けの
ようにしていただく。
雑炊と違いお米がふやけていない分、さらっと食べられる。



甘夏のはちみつかけ
甘夏は今が旬。
美味しい食べ物で満腹になって、非常に満足。
翌日は、紀北よりも南の熊野市方面へ。
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