ゴールデンウイーク前半戦として、金沢と粟津温泉に2泊3日で行くことにした。
 
イメージ 9市内の中心を流れる浅野川からも雪をいただいた山々が臨めた。

近江町市場

始まりは1721年。名古屋からは渋滞なしの3時間で金沢に到着。まずは金沢の台所である近江町市場へ。魚介類を中心としたお店が約170店舗ある。
 
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ホタルイカ、白海老、甘海老、
ガス海老、カレイ、はたはた、
万寿(万十)貝、梅貝などなど・・・
 
 
加賀野菜の金時草や、
太いキュウリのようなものも。
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ノドグロとキンキの一夜干し
 
 
 
 
 
 
今回一番興味のあったもの。
ふぐの卵巣の糠漬けや粕漬け。お店の人曰く、
粕漬けの方が糠漬けよりも塩分が少ないとの
ことだったので、ふぐの子粕漬けを購入。
未だ食べていないが、楽しみ。
(皆様、我々の無事を祈っておいて下さい)
 
フグの卵巣の糠漬け wikipediaより抜粋
フグの卵巣には、肝などと同様に致死性の高い毒素であるテトロドトキシンが多く含まれているため、そのままでは食用にできない。しかし、石川県白山市の旧美川町地域、金沢市の金石、大野地区では、その卵巣を2年以上にもわたって塩漬けおよび糠漬けにする事で、毒素を消失させ珍味として販売している。
5月から6月にかけて日本海沿岸で獲れたゴマフグを解体し、取り出した卵巣を1000リットルタンクに漬け込む。この際に約30%もの食塩を加えるため、内部の水分が外に出て卵巣が固くなる。塩蔵は1~1.5年間かけて行なわれ、それが終わると水洗いして表面の塩を除いた後に糠、米麹、唐辛子とともに一斗樽に漬けられる。この糠漬けの工程では石の重しなどで木の蓋を押さえて空気に触れないようにし、イワシの魚醤が縁から注ぎ込まれる。
半年ないし1年ほど糠漬けされた卵巣は、採取してマウスでテトロドトキシンの含有量を調べた後、出荷される。石川県の要項では基準値は1グラムあたり10マウスユニット以下となっている。また、糠漬けの後にさらに酒粕に1ヶ月漬け込むと河豚の子粕漬けとなる。
ブランチとして、市場にある 山さん寿司本店 で海鮮丼や握りを。その様子は こちら
 

主計町(かずえまち)

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金沢市内の茶屋町は、ひがし町、にし町、そして主計町とがある。まずは浅野川沿いにある主計町へ。
 
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加賀藩士の「富田主計」の屋敷があったことから、主計町と
呼ばれるようになり、今も料亭の木格子が連なっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
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右:
暗がり坂
(暗闇坂)
昔からそう呼ばれていた。
 
左:
明かり坂
2008年に五木博寛之氏によって命名された坂。
 
 
 
 
いずれも短い坂だが、それらの坂を下りると茶屋町に行けるので、茶屋町通いをする旦那衆は見られたくなかったことだろう。坂を下りて細い路地を抜けると、べんがら格子が待っている。
 
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べんがら格子とは:
酸化鉄によるもので、インドのベンガル地方で産出されたことからこの名前となっている。
古くは、スペインのアルタミラ洞窟の牛や鹿の絵もこのベンガラで描かれている。
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近くには、西内惣構堀(にしうちそうかまえぼり)があり、
枝垂れ桜が未だ少しだけ咲いていた。
その堀は、慶長4年(1599年)に、2代藩主の前田利長が
金沢城を守る目的で、高山右近に命じて掘らせた内堀。
 
 
 
 
 
 
 
この後、別の茶屋街であるひがし町、武家屋敷、尾山神社などに行った。その様子は その2 や その3 で。