上高地や高山を廻ったGW後半戦の2日目。

中の湯温泉 での朝食。ほうば味噌


前日、河童橋から徳沢までを散策したので、この日は大正池から河童橋までを行くことにした。
大正池

現在も活火山である焼岳が大正4年に爆発した際、梓川がせき止められて出来た池。当初よりも現在は土砂の流出が続いて1割程度の規模になっているのだそう。
実はこの前日、水面に穂高連邦がまるで鏡のように映っていて非常に綺麗だった。是非とも、その光景を写真に収めたかったのだが、車からその様子を観ただけで大正池には結局行かなかった。そしてこの日の方がお天気が前日よりも良かったので、より綺麗な写真が撮れるかと期待して行ったのだが、あいにく風があって水面に綺麗に映らず。。。やむなく、風の影響があまりない水の少ない所で撮ることになってしまった。。。
中学時代に初めてここを訪れた時には、もっと立ち枯れの木々が池の中にあったので、ずいぶん水の量が減ってしまったような印象を受けた。

六百山や霞沢岳などから砂礫層を通って湧いて出てくる伏流水による池だが、枯れた草などが堆積して、徐々に湿原化が進んでおり、昭和50年の大雨で大量の土砂が流れ込んだ為、池の半分が埋まってしまったのだそう。
霞沢岳をバックに悠々とマガモが泳いでいた。
田代橋、穂高橋を越えた梓川界隈からの景色が素晴らしい。



焼岳。
標高は2455メートル。
下から見上げても、煙が出ているのが見える。
登山は北峰だけに限られ、主峰の南峰は入山禁止なのだそう。
北アルプスでは唯一の活火山。

反対側に目を転じれば、霞沢岳などの山々が望める。

六百山(ろっぴゃくざん)は、松本藩の役人がこの山の沢から切りだした丸太の数が666本だったことから、そう名付けられたと言われている。
河童橋 に到着。鯉のぼりがはためいていた。


素晴らしい景色に後ろ髪をひかれながら、上高地を後にした。

釜トンネル
左の画像の右下の小さな黒い部分がトンネル入り口。左上は穂高連峰。未だ木々に葉が出ていないので、その様子が良くわかった。

現在の釜トンネルは2005年に完成したもので、マイカー規制により、このトンネルから奥の上高地にはバスかタクシーなどの営業車しか入れず、ピーク時はバスも入れなくなる。

泊まった中の湯温泉よりも高い位置にある焼岳登山道入口界隈から眺めると、奥穂高まで良く見えた。

そこから先の国道は、未だ除雪が出来ていないので通行止め。
平湯温泉

平湯温泉まで来ると、今度は真っ白な雪をかぶった笠岳が見えて来た。


水芭蕉が咲いていた。
豊坂家
この辺りでは金山があり、金山師の豊坂徳右衛門の家。享保年間(1716~1735年)のものと推定されている。

そして平湯温泉の旅館にチェックイン。その様子は その2 で。
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