富山市内の岩瀬地区で北前船の廻船問屋の家などを見学し(その様子は こちら)、市場へ行くことにした。
富山市内中心部に魚介を扱う大きな市場があるのだが、一切一般人には解放しておらず早朝のみの運営と聞いたので、一般向けの新湊きっときと市場へ。

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イメージ 18岩牡蠣をその場でむいてもらうことに。かなづちを使って開けておられた。一個600円。
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ひもの部分がコリコリしていて歯ごたえが良く、中はジューシーで美味しかった。







ちなみに、「きときと」 や 「きっときと」 は富山弁で、新鮮な、生き生きした、活き活きした、取れたてなどの生きのいい状態をさし、より強調するときは 「きっときと」 と言うのだそう。

氷見にある氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館にも行ってみたが、そちらの方が前からある市場なので観光客は多いものの、もう売り切れてしまったのかも知れないが、あまりお魚などがなかった。

高岡に向かう前に、氷見のお寿司屋さんで昼食を。その様子は追って。

高岡大仏

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国内で銅器全国一のシェアを占める銅の町である高岡にある、高岡大仏。

日本三大仏と書かれていたが、奈良の大仏、鎌倉の大仏までは疑うことはないが、岐阜の正法寺(しょうほうじ)の大仏も三大仏のひとつとうたわれていたような・・・
(正法寺の大仏の様子は こちら
wikipediaによると、全国には、三大大仏の3つ目と言われるものが他にもいくつがあるそうだが、その正法寺とこの高山大仏とだけがそれぞれ三大大仏と自称しているのだそう。

歴史としては、1221年に源義勝によって約5メートルの木造大仏が造られたのが最初で、現在のものは1933年に完成した。
高さ15.85メートル、坐像の高さ7.43メートル、顔の大きさ2.27メートル。




瑞龍寺 国宝
曹洞宗のお寺で、加賀二代藩主の前田利長の菩提を弔うために、三代藩主の利常によって建立された。
造営は寛文3年(1663年)までの約20年を要し、当時は3万6千坪もの寺域だったのだそう。

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総門(重要文化財)
正保年間の建立。



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山門(国宝)
正保2年(1645年)に建立され、現在のものは
文政3年(1820年)のもの。







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山門をくぐると、仏殿や回廊が
目に飛び込んでくる。
砂利ではなく、緑の芝生は
何だか珍しい気がした。





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仏殿(国宝) 

万治2年(1659年)建立。
総欅(けやき)造りで、屋根は鉛板で葺かれており、
同様の工法は金沢城の石川門のみ。

内部にはご本尊として釈迦・文殊・普賢の三尊。
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法堂(国宝)
明暦年間(1655~1657年)竣工。
総桧造り。



内部中央には、二代藩主前田利長の
位牌が安置されている。








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禅堂(重要文化財)
坐禅だけでなく、食事や睡眠もとれる
生活空間なのだそう。
重要文化財に指定されている禅堂は、全国で
京都の東福寺と宇治の萬福寺とここのみ。

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秋葉権現立像


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なでぼとけ 賓頭蘆尊者
そういえば、東大寺大仏殿にも
同様の仏像があったと思いだした。

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鐘楼の下の仏像


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良くたたかれているので
お腹の辺りがすり減っていた。
京都の萬福寺で観た
木魚と似ているなと。







イメージ 12色々と見応えがある国宝や重要文化財が集約されているのだが、京都のお寺などのように
観光客でごったがえすようなこともなく、静かに拝観できたのも良かった。

最後はお決まりの?地元スーパー巡りを。
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松前藩(北海道)と北前船で昆布などを売買していただけあってか、昆布を使った見かけない食べ物が多かった。
上下を昆布で挟んだ生のお魚類が各種売られている。
ぶりを買ったら、ぶりは切り身が普通のお刺身のように分厚く切られていて、昆布の風味がしみ込んでいて美味。
もっと薄く切られ、昆布、切り身、昆布、切り身、昆布と5層になったカジキマグロ、イカ、鯛も買ったが、それも美味しかった。


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イカの黒作り。イカ墨をつかった塩辛。
ゴロ(内臓)の入ったイカの塩辛よりもあっさりと言った印象。

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名物の白海老。
美味しいが、お造りで食べようと思うと
以前に一度やったのだが、殻を剥くのが
大変なので、今回は一晩で白海老を
400匹近く食べたこともあり、購入は断念。
やはり調理してもらった白海老が一番かと。







わずか1泊2日の駆け足の富山旅行となったが、食も色々と楽しめて良かった。
梅雨シーズンに行ったので、立山連邦を望むことが出来なかったのは残念だったが、また機会を作って行ってみたい。