「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展 を名古屋市美術館に観に行ったのだが(その様子は その1 で)、
映画の 「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」 の映画上映が会期中2度あり、そのうちの一回がこの日だったこともあり、併せて観ることにした。
この映画は2008年に製作されたドキュメンタリー映画で、昨年夏に東京など各地で上映されたもの。2010年にはモントリオール国際芸術映画祭で審査員賞を受賞している。
2004年から2008年夏の公開に向けて大規模な改修工事が行われる予定だったのだが、工事計画が館長、地元、学芸員、建築家、役人などの意見の相違から、驚くのだが今現在も閉鎖されており、2013年公開予定と言われている。映画はその途中、もめにもめて館長が辞任するところまでのもめっぷりのドキュメンタリー。

私個人として、以前に2年半オランダに住んだことがあったので、非常に親しみがあるアムステルダム国立美術館、通称ライクスミュージアム Rijks Museum が、未だ閉鎖のままというのは何とも残念でならない。
しかし、この映画を通して、色々な人達の思惑が、いくらドキュメンタリーとは言え、そこまで本音を話してしまって良いの?と言うぐらい語られていて面白かった。
そう言えば、NYのメトロポリタン歌劇場でも総支配人が変わると、オペラのラインナップからイベントから雰囲気までもが変わったりした。愛知県芸術文化センターでも今年からトップの方が変わって愛知県美術館と音楽イベントをするホールとが一体になったイベントがあるなど、新しい動きも。
さすがにこの映画のようなすったもんだはないにしろ、文化の作り手も発信する場所や手段も、やはり人間がすることなのだなぁと思ってみたり。
映画の 「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」 の映画上映が会期中2度あり、そのうちの一回がこの日だったこともあり、併せて観ることにした。
この映画は2008年に製作されたドキュメンタリー映画で、昨年夏に東京など各地で上映されたもの。2010年にはモントリオール国際芸術映画祭で審査員賞を受賞している。

2004年から2008年夏の公開に向けて大規模な改修工事が行われる予定だったのだが、工事計画が館長、地元、学芸員、建築家、役人などの意見の相違から、驚くのだが今現在も閉鎖されており、2013年公開予定と言われている。映画はその途中、もめにもめて館長が辞任するところまでのもめっぷりのドキュメンタリー。

昨年上映されたチラシが、
なかなか面白い。
ヨハネス・コルネリス・フェルスブロンクの「青い服の娘」に
工事用ヘルメットと
作業用ベストを着せている。
なかなか面白い。
ヨハネス・コルネリス・フェルスブロンクの「青い服の娘」に
工事用ヘルメットと
作業用ベストを着せている。
私個人として、以前に2年半オランダに住んだことがあったので、非常に親しみがあるアムステルダム国立美術館、通称ライクスミュージアム Rijks Museum が、未だ閉鎖のままというのは何とも残念でならない。
しかし、この映画を通して、色々な人達の思惑が、いくらドキュメンタリーとは言え、そこまで本音を話してしまって良いの?と言うぐらい語られていて面白かった。
そう言えば、NYのメトロポリタン歌劇場でも総支配人が変わると、オペラのラインナップからイベントから雰囲気までもが変わったりした。愛知県芸術文化センターでも今年からトップの方が変わって愛知県美術館と音楽イベントをするホールとが一体になったイベントがあるなど、新しい動きも。
さすがにこの映画のようなすったもんだはないにしろ、文化の作り手も発信する場所や手段も、やはり人間がすることなのだなぁと思ってみたり。
解説 goo映画より
オランダが世界に誇る至宝を集めた国内随一の美術館、アムステルダム国立美術館の改築工事を巡る大騒動の全容を捉えたドキュメンタリー。女性ドキュメンタ リー監督、ウケ・ホーヘンダイクが4年以上にわたる400人以上の美術関係者への取材から、様々な意見が絡み合いこじれていく事態を映し出す。同時に、理 想主義で飄々とした館長や、一癖も二癖もある学芸員たち、オランダの国民性にふりまわされるスペイン人建築家、声高に主張するサイクリストたちなど、個性 溢れる素顔とその本音を引き出していく。レンブラント「夜警」やフェルメール「牛乳を注ぐ女」などの傑作を所蔵する、ヨーロッパ有数のアムステルダム国立 美術館。その大規模な改築工事は2004年に始まった。意気揚々と“みんなに愛される美術館”を理想に掲げる館長や、展示の見直しをはかる学芸員たち。そ して大プロジェクトに試行錯誤する建築家。だが彼らが満を持して発表した計画に、サイクリスト協会を始めとする地元民は猛反発。一気に大騒動が巻き起こ る。各々の意見や思惑が飛び交い、計画は二転三転しながら、やがて工事が中断する事態にまで発展、同美術館は2010年になってもまだ工事中のままであ る。“市民のための美術館”はいったいどうなるのだろうか……。
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