フェルメールの 「地理学者とオランダ・フランドル絵画展」 を観に行ったのだが(フェルメール展の様子は こちら)、併せて松井紫朗氏の展覧会や常設展を観ることにした。
松井紫朗 亀がアキレスに言ったこと 新しい世界の測定法

80年代の初期作品から90年代のシリコーン・ラバーを用いた代表作や、大規模なバルーンによる体験型インスタレーションの新作があった。
体験型インスタレーションは、昨年の あいちトリエンナーレ での CHANNEL(チャンネル) という作品同様の、中に入って体験できる大きなバルーン。(あいちトリエンナーレの時の様子は こちら)
尚、フェルメール展は不可だったが、他の展示物はフラッシュなしであれば撮影可だった。

トリエンナーレの時は緑色だったが、今回は青のバルーン。靴を脱いで入っていく。

バルーンは2階から1階に長く伸びているので、1階ではバルーンの中を歩くことができ、2階からは内部を覗くことができる。



他にも色々な松井氏の作品が展示されていた。


国吉康雄「花飾りをつけた女」 1932年

ミケランジェロ・ピストレット「窃視者(M.ピストレットとV.ピサーニ)」1962、72年
アクリルとステンレスで作られた金属板の上に薄紙に描かれた2人が、鏡に映った会場の人達や作品を見ているというもので、面白い。

モーリツ・コルネリス・エッシャー「昼と夜」 1938年

以下の4点は、昨年夏に来た時と同じ作品だった。

エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」 1917年
モデルはシーレの兵役時代の上官で、繊維業を営む芸術愛好家であり、シーレのパトロンとなった人物。28歳という若さで亡くなったシーレの27歳の作品。

グスタフ・クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」1913~14年
モデルのオイゲニアは、クリムトらが設立したウィーン工房の主要な後援者で銀行家のオットー・プリマフェージの妻にして、元女優。オイゲニアはウィーン工房のファッション界では有名な人物で、1912年にオットーが妻と娘の肖像画をクリムトに依頼してこの絵が描かれた。

絵の裏には、「私はこの絵から見つめる。あなたは私を見る。」と書かれている。ココシュカが当時恋愛関係にあった作曲家グスタフ・マーラーの未亡人アルマに宛てたものだが、恋は成就せず。作品の完成後、失恋の痛手を忘れるため、軍隊に入隊してしまったのだそう。

小堀四郎「老人像」 1939年

松井紫朗 亀がアキレスに言ったこと 新しい世界の測定法

80年代の初期作品から90年代のシリコーン・ラバーを用いた代表作や、大規模なバルーンによる体験型インスタレーションの新作があった。
体験型インスタレーションは、昨年の あいちトリエンナーレ での CHANNEL(チャンネル) という作品同様の、中に入って体験できる大きなバルーン。(あいちトリエンナーレの時の様子は こちら)
尚、フェルメール展は不可だったが、他の展示物はフラッシュなしであれば撮影可だった。

トリエンナーレの時は緑色だったが、今回は青のバルーン。靴を脱いで入っていく。

バルーンは2階から1階に長く伸びているので、1階ではバルーンの中を歩くことができ、2階からは内部を覗くことができる。



他にも色々な松井氏の作品が展示されていた。
常設展

関根伸夫 「位相 No.13」 1968年
相対性理論や位相幾何学による空間解釈の作品なのだそう。
相対性理論や位相幾何学による空間解釈の作品なのだそう。

国吉康雄「花飾りをつけた女」 1932年

ミケランジェロ・ピストレット「窃視者(M.ピストレットとV.ピサーニ)」1962、72年
アクリルとステンレスで作られた金属板の上に薄紙に描かれた2人が、鏡に映った会場の人達や作品を見ているというもので、面白い。

モーリツ・コルネリス・エッシャー「昼と夜」 1938年

梅原龍三郎「カンヌ」 1956年
以下の4点は、昨年夏に来た時と同じ作品だった。

エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」 1917年
モデルはシーレの兵役時代の上官で、繊維業を営む芸術愛好家であり、シーレのパトロンとなった人物。28歳という若さで亡くなったシーレの27歳の作品。

グスタフ・クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」1913~14年
モデルのオイゲニアは、クリムトらが設立したウィーン工房の主要な後援者で銀行家のオットー・プリマフェージの妻にして、元女優。オイゲニアはウィーン工房のファッション界では有名な人物で、1912年にオットーが妻と娘の肖像画をクリムトに依頼してこの絵が描かれた。

ルネ・マグリット「無謀な企て」1928年
日常の見慣れた物事に関心を持っていたマグリットは、それらをどのように描いたら見る者を画面に引き込むことができるかを考え抜いていたのだそう。


オスカー・ココシュカ「絵筆を持つ自画像」1914年

小堀四郎「老人像」 1939年

宮脇晴「筧の側の自画像」 1974年
色合いがゴーギャンのようだなぁと。
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