郡上鮎の落ち鮎を食べに長良川沿いの美並町に行ったのだが(鮎の様子は追って)、辺りを散策してみた。

長良川 ではラフティングをしている元気な人達が大勢いた。
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美並界隈には、その長良川に注ぐ粥川(かゆかわ?かいかわと振り仮名されている場合も?)という川があるので、その上流に行った。

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八王子神社 の小さな建物が八王子峠にあった。











矢納ヶ淵

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天歴年間(947年頃)に、村人を悩ましていた妖鬼退治を命じられて、都からやって来た藤原高光が、瓢ヶ岳(ふくべがだけ)に住む妖鬼を 「粥川の鰻」 の案内で退治し、その矢を滝に治めたと言われる矢納ヶ淵(やとがふち)。
森が深いので、青空が水面に映っているわけではないが、とても綺麗な透き通ったブルーの水だった。



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界隈には綺麗な小さな花も咲いていた。

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星宮神社

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上記、高光が信仰した虚空蔵菩薩を祀る為に建立した星宮神社。妖鬼退治の時の弓をこの神社に納めた。
平安時代の初め、天暦7年(953年)の書簡が残されていることから、星宮神社を中心に原始修験道があったことがわかる。
原始修験道では、金・銀・水銀・水晶などは薬物であり、それを服用すると永遠の生命が得られるとされ、こういう鉱物が採取される場所を神聖視した。星宮神社近くの瓢ヶ岳周辺には廃坑が多く、鉱物を採掘する人々の守り神として蔵王権現や虚空蔵菩薩を祀った。
鎌倉時代から南北朝時代に高賀修験集団の中心地として最盛期を迎えたのだそう。

面白いなと思うのが、この粥川沿いには、いくつもの立て看板があって、鰻の禁漁を掲げていること。それは、藤原高光が 「粥川の鰻」 の道案内があったお蔭で妖鬼退治が出来たことから、鰻は神のお使いだから大切にするようにと命じ、それが今もって守られており、大正13年に国の天然記念物に指定された。

イメージ 3また、さすがにこの地方は水が美味しく、あちこちで水汲み場があり、大きなポリタンクをいくつも持って来た人達が水を汲んでいた。
飲んでみたが、とてもまろやかな軟水と言った感じだった。
普通の道沿いに、いきなり 「水」 という表示があり、水飲み場があるのも面白かった。


この後、美濃の和紙で作ったアートをライトアップする 「美濃和紙あかりアート」 を見るべく美濃市へ。
その様子は追って。