鈴鹿スカイライン(三重県菰野町から滋賀県甲賀市を結ぶ国道477号)が、2008年の大雨以来通行止めになっていたが、今月からようやく復旧したとのことなので、行ってみようとドライブに出かけた、、、つもりだった。
まずは行きは別のルートで行き、帰りに鈴鹿スカイラインを帰って来ようと、八風街道なる道を行ってみた。お天気は今ひとつで曇っていたが、それでもなかなか綺麗な紅葉、そして澄んだ愛知川が楽しめた。
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八風街道は、近江から鈴鹿山地の八風峠(標高938メートル) を越えて伊勢に至る江勢交通路の一つで、中世、近江商人の重要な通商路であり、京都と尾張(名古屋) を結ぶ最短ルートにあたり、軍事的にも政治的にも注目された道で、明治16年の「日本里総覧」をもとに計算すれば、草津-熱田間は東海道経由が123キロ、中山道経由が97キロ、八風街道経由は83キロだった。八風の名は八方から風が吹き当たることから。今年3月に4キロほどの八風トンネルが開通し、九十九折れの街道を行く必要がなくなったが、それでも紅葉が楽しめた。

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そして西に進んで行くと 永源寺 なるお寺に大勢の人が。どうやら紅葉の名所だったようで見てみようかと。
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臨済宗永源寺派の本山で、康安元年(1361年)に、寂室元光を開山した。当時は2000人余りの修行僧がおり、後光厳天皇や足利義満らも崇信し寺領などを寄進していた。戦国時代に兵火で焼失したが、江戸初期の寛永20年(1643年)に、後水尾天王や彦根藩井伊家の帰依を得て伽藍が再興され、明治以降は臨済宗の一派の本山となったのだそう。
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不勉強にも、永源寺なるお寺がこんなに紅葉で有名とも知らず、今年の色づきは悪いと思っていたが、ここはとても綺麗だったので、ついつい写真を撮り過ぎてしまった。




参道からすでに紅葉が。



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十六羅漢
参道の120段の石段を上ると、
羅漢達が紅葉を楽しんでいた。








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総門
この門から先は綺麗に色づいた紅葉が
見られ、まるで絵の額縁を通って入って行くよう。
観光客はまずここで足を止めて見入ることになる。










山門は件指定有形文化財。享和2年(1802年)に上梁された。

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山門
総門側
から









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山門
禅堂側
から


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小雨が降ったり止んだりのあいにくの
お天気だったのだが、それでもこれだけ
どこを向いても綺麗な紅葉にはビックリ。
今年は気温の寒暖の差があまりなく
赤茶けてちりちりになっているモミジを
多く見ていた為、今年の紅葉はダメだと
思っていたが、その考えを改めねばと。








イメージ 15法堂(はっとう) 兼 仏殿
明応元年(1492年)、永禄6年(1563年)の兵火で失われ、寛永19年(1642年)に再建されるもまた享保9年(1724年)に火災で焼失。現在のものは享保13年(1728年)に再建。
正面に釈迦牟尼仏、右に迦葉尊者、左に阿難尊者で、後水尾天皇が寄進したもの。
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参道入り口には近江八幡特産の
赤こんにゃくが多く売っていた。





この後、本来予定していた鈴鹿スカイラインへ。
標高813メートルの武平峠からの眺望。
お天気が良くなかったのでクリアには見えず残念だが、四日市などの方面を望む。
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思いもかけず、素晴らしい紅葉を堪能できて大満足な一日となった。