16回を迎えるアートフィルム・フェスティバルが愛知芸術文化センターで12日間に渡って開かれている。
アートフィルム・フェスティバルとは、実験映画やビデオ・アート、ドキュメンタリー、劇映画など、既存のジャンル区分に捕らわれず先鋭的な作品を集めた上映会なのだそう。
マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ作品集②
(画像はHP、german films、film.at などから)
色々な古いハリウッド映画などから、そのテーマに合う場面がつなげられている作品がいくつかあって、なかなか面白い。ファウンド・フッテージという手法なのだそう。
私が気付いただけでも、ケーリー・グラント、エリザベス・テーラー、フレッド・アステア、ポール・ニューマン、ミア・ファロー、イングリッド・バーグマン、ローレン・バコール、ソフィア・ローレン、ユマ・サーマン、マルチェロ・マストロヤンニ、オードリー・ヘップバーン、マーロン・ブランドなどの映画が続々と使われていた。

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Play』 (上演) 2003年
始まる前の皆の期待に満ちた拍手、なかなか始まらない焦燥感や
不信感、そして劇場を後にする人達の表情などが面白かった。


マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Manual』 (マニュアル) 2002年

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Maybe Siam』 (シャムが呼んでいる)2009年
色々な盲目の人を題材にした映画ばかりを集めてあり
ミア・ファローの「見えない恐怖」や新しいところでは
ユマ・サーマンの「ジェニファー8」なども使われていたが、オードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」は使われていなかった。。。
映像が流れず真っ暗な画面に音だけがする部分が何カ所も挟み込まれているので、視聴者側も盲目体験をさせられているかのようだった。


マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Kristall』 (クリスタル) 2006年
男性が大振りなネックレスを女性にプレゼントすることで
喜ぶ女性の表情、かと思うとその姿を鏡に映して複雑な表情を
浮かべる女性達、、、文字通りヴァニティーミラーに
なっていたり、自分の本心を映し出されて鏡を割るなど。
そしてそれは女性だけでなく男性も。
終始そのネックレスのカシャカシャと触れ合う音が流れて
いるのが印象的。

アートフィルム・フェスティバルとは、実験映画やビデオ・アート、ドキュメンタリー、劇映画など、既存のジャンル区分に捕らわれず先鋭的な作品を集めた上映会なのだそう。
マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ作品集②
(画像はHP、german films、film.at などから)
色々な古いハリウッド映画などから、そのテーマに合う場面がつなげられている作品がいくつかあって、なかなか面白い。ファウンド・フッテージという手法なのだそう。
私が気付いただけでも、ケーリー・グラント、エリザベス・テーラー、フレッド・アステア、ポール・ニューマン、ミア・ファロー、イングリッド・バーグマン、ローレン・バコール、ソフィア・ローレン、ユマ・サーマン、マルチェロ・マストロヤンニ、オードリー・ヘップバーン、マーロン・ブランドなどの映画が続々と使われていた。

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Play』 (上演) 2003年
始まる前の皆の期待に満ちた拍手、なかなか始まらない焦燥感や
不信感、そして劇場を後にする人達の表情などが面白かった。

マティアス・ミュラー 『Phantom』(幻像)
2001年
モノクロならぬ赤・白のような世界がネガポジ反転になっている。2001年

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Manual』 (マニュアル) 2002年

クリストフ・ジラルデ
『Pianoforte』 ( ピアノフォルテ) 2007年
こちらもハリウッド映画のピアノを弾くシーンが多数使われ
それぞれ別の曲が奏でられているが曲がつなげられており
視覚のみなら聴覚からも不思議なパッチワーク感があった。
『Pianoforte』 ( ピアノフォルテ) 2007年
こちらもハリウッド映画のピアノを弾くシーンが多数使われ
それぞれ別の曲が奏でられているが曲がつなげられており
視覚のみなら聴覚からも不思議なパッチワーク感があった。

『Maybe Siam』 (シャムが呼んでいる)2009年
色々な盲目の人を題材にした映画ばかりを集めてあり
ミア・ファローの「見えない恐怖」や新しいところでは
ユマ・サーマンの「ジェニファー8」なども使われていたが、オードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」は使われていなかった。。。
映像が流れず真っ暗な画面に音だけがする部分が何カ所も挟み込まれているので、視聴者側も盲目体験をさせられているかのようだった。

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Mirror』 (鏡) 2003年
『Mirror』 (鏡) 2003年

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Kristall』 (クリスタル) 2006年
男性が大振りなネックレスを女性にプレゼントすることで
喜ぶ女性の表情、かと思うとその姿を鏡に映して複雑な表情を
浮かべる女性達、、、文字通りヴァニティーミラーに
なっていたり、自分の本心を映し出されて鏡を割るなど。
そしてそれは女性だけでなく男性も。
終始そのネックレスのカシャカシャと触れ合う音が流れて
いるのが印象的。

マティアス・ミュラー&クリストフ・ジラルデ
『Contre-jour』 (逆光) 2009年
以前にピカチュウの光のフラッシュ効果が
問題視されたが、それ以上のフラッシュ映像。
その光によって、人間の目の瞳孔が変わる
さまなど、光を非常に意識した作品だが
正直言って見づらかった。
『Contre-jour』 (逆光) 2009年
以前にピカチュウの光のフラッシュ効果が
問題視されたが、それ以上のフラッシュ映像。
その光によって、人間の目の瞳孔が変わる
さまなど、光を非常に意識した作品だが
正直言って見づらかった。
コアな映像作品ではあったが、懐かしい数多くのハリウッド映画の共通の場面をパッチワークのようにつないで別のテーマを示している作品など、なかなか面白かった。
コメント