前日、日の出を見に行ったがあいにくの濃霧でほんのわずかしか棚田が見られなかったので、再度1月1日に初日の出を見に 多依樹 Duoyishu に行った。
前日の朝は全くの五里霧中状態で、この日も濃霧の中を出かけることになったのだが、非常にラッキーにも太陽の昇る前には霧が晴れてくれた。
太陽が昇る前から、空の色を映す棚田の色が刻々と変わっていく。
そして、2012年の初日の出
太陽が昇る前はぼんやり淡いピンク色の水田だったが、太陽が昇ってからオレンジ色に変わり、朝焼けの雲と青空が水田に映し出されていく。
そして、水田に映ったオレンジ色の雲が風に流され、水田の上を徐々に動いていくのはとても綺麗だった。
普高老寨(Pugao Loazhai)民俗村

日干し煉瓦と藁によるキノコのよう家々。




挙枝花郷


そして、本来予定していた、老孟(ラオモン)の日曜市へと向かうことに。
移動時のお手洗い休憩は途中にあるガソリンスタンドで済ますのだが、朝早くに立ち寄ったこのガソリンスタンドの御手洗いは未だ誰も使っておらず綺麗だったので、思わず撮ってしまった。扉は勿論なく、お隣との壁も腰ぐらいの高さまで、そしてお隣と共通の溝があるのみ。定期的に?その溝に水を
バケツで流しているのかと。
徐々に南下すると標高も下がってきて、海抜1000メートル界隈の黄茅岒という場所あたりは、ずっと続いていた棚田が、水田ではなくバナナの棚田に変わっていく転換点だった。
そして、それ以降は、バナナ畑の中を延々と進んで行くことに。バナナは房ごとに青いビニールがかけられていたが5年目からバナナは実るとのことだった。
この後、老孟 に到着して日曜市を見学、紅頂ヤオ族 or 紅頭ヤオ族の村 の見学、そして 金平 へ。その様子は<9>で。
多依樹 Duoyishu



多くのカメラマン達が、今か今かとカメラを構えていた。

そして、2012年の初日の出



しかし、しかし、この景色にたどりつくまでにはとんだハプニングが。。。
日の出は8時前頃で、新街鎮にあるホテルからは車で1時間弱かかる為、前日と同様朝6時にホテルを出発。前日に立ち寄った勝村まで行ったところで、いきなりの渋滞。どの車も多依樹に向かう観光客を乗せた車ばかりなのだが、全く動かない。ガイドさんが様子を見に行って帰って来るや、大きなトラックが事故を起こして道を塞ぎ、当分この渋滞は解決されないだろう、このままでは夜が明けてしまうので、勝村から多依樹までは3キロと聞いたので、このまま歩いて行けば日の出に間に合う、車は運転手さんに任せ我々は降りて歩こう、ということになった。
しかし、そこは中国。事故で道を塞いだトラックよりも多依樹側にあったワゴン車で急ぐ人を多依樹まで乗せて行くというにわか商売が出現! しかし、そのとたんに中国人カメラマン5~6人がそれに乗り込み、我々のスペースはなかったので致し方なく歩き始めたが、その姿を見てか、そのワゴン車の運転手が声をかけてくれ、ガイドさんと我々の3人はかろうじてワゴン車のトランクにしゃがみ込むような恰好で乗せてもらうことが出来た。
実際に乗ってみると、3キロどころか。。。後で調べると軽く6キロはあり、歩いていては間に合わなかった。
一人10元払うことになったが、トランクだろうが何だろうが、日の出までにたどりつけて本当にラッキーだった。
日の出は8時前頃で、新街鎮にあるホテルからは車で1時間弱かかる為、前日と同様朝6時にホテルを出発。前日に立ち寄った勝村まで行ったところで、いきなりの渋滞。どの車も多依樹に向かう観光客を乗せた車ばかりなのだが、全く動かない。ガイドさんが様子を見に行って帰って来るや、大きなトラックが事故を起こして道を塞ぎ、当分この渋滞は解決されないだろう、このままでは夜が明けてしまうので、勝村から多依樹までは3キロと聞いたので、このまま歩いて行けば日の出に間に合う、車は運転手さんに任せ我々は降りて歩こう、ということになった。
しかし、そこは中国。事故で道を塞いだトラックよりも多依樹側にあったワゴン車で急ぐ人を多依樹まで乗せて行くというにわか商売が出現! しかし、そのとたんに中国人カメラマン5~6人がそれに乗り込み、我々のスペースはなかったので致し方なく歩き始めたが、その姿を見てか、そのワゴン車の運転手が声をかけてくれ、ガイドさんと我々の3人はかろうじてワゴン車のトランクにしゃがみ込むような恰好で乗せてもらうことが出来た。
実際に乗ってみると、3キロどころか。。。後で調べると軽く6キロはあり、歩いていては間に合わなかった。
一人10元払うことになったが、トランクだろうが何だろうが、日の出までにたどりつけて本当にラッキーだった。
普高老寨(Pugao Loazhai)民俗村
多依樹の素晴らしい棚田を作っている村へ。そこからは、より棚田をそばで楽しむことが出来た。
多依樹の素晴らしい棚田を作っている村へ。そこからは、より棚田をそばで楽しむことが出来た。

標高1864メートルで、人口740名、145軒の家がある典型的な哈尼(ハニ)族の村。
平均気温は14度だが、朝夕は冷え込み霧が多く発生する為、その景色が非常に幻想的なので、天国への階段を上がる為の村のようとも表現されるのだそう。
日干し煉瓦と藁によるキノコのよう家々。

棚田を見渡す高台には「祭祀房」と言う場所があり、祭の時に牛をここで神への生贄とし、天候や豊作を祈願する。

家の中には、豚の親子が放し飼いにされていて、家畜も人間も一緒に暮らしているようだったが、全く匂いなどはせずに清潔な印象だった。

この日は西暦ではあるが元旦だったので、村をあげてのお祭りの為の豚を嬉しそうに運んでいたおじさんに遭遇。家族のように一緒に住んでいる大切な家畜を屠ったこの日がいかに大切な日であるかがわかる。


燃料は薪なのだが、牛の糞も木の幹や家々の外壁に(上の画像のキノコのような家の壁にも)貼り付けて乾燥させ、燃料にしている。同様に、羊の糞を燃料にしていたモンゴルを思い出した。

山からの水があちこちに引かれていて、水場に水を汲みに来ていた。「水井」という祭水を大切にした場所もあった。
後記 2012年2月5日NHK特集 「天空の棚田に生きる ~秘境 雲南~」 より
家々は棚田の上に作られ、家よりも上には森が広がる。水田からの湿気が霧を生み、その霧があがって森にぶつかり再び森から村や水田をうるおす水が流れるというしくみとなっている。
村人から選挙で選ばれた「溝長」という人が、村人達のそれぞれの水田に公平に水がいきわたるようにと分水嶺を造るなどしてチェックしており、村人からは収獲した米の一部をもらう。
挙枝花郷
棚田見学を終え、日曜市を老孟に観に行く途中、偶然にも別の場所で同じく週に一度の日曜市が開催されていたので立ち寄ってみた。



焼き豆腐を買ってみた。5個で1元(=約14円)。唐辛子をふって食べる。外がカリカリ、中がふんわりしていてとても美味しかった。その後、他のお店でも焼き豆腐を食べるが彼女のお豆腐が一番美味しかった。

小さな市場だったが、多くの人達で賑わっていた。
そして、本来予定していた、老孟(ラオモン)の日曜市へと向かうことに。

途中で、ふと崖を見ると、とても高い位置に人が! しかも男性が岩か何かを切りだしているがその人以外は皆女性で、同様に働いていた。またもや男性同様に危険な場所でも働く女性の姿にびっくり。非常に急こう配の崖では、命綱をつけている風でもなく。。。

バケツで流しているのかと。


この後、老孟 に到着して日曜市を見学、紅頂ヤオ族 or 紅頭ヤオ族の村 の見学、そして 金平 へ。その様子は<9>で。
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