ボリショイバレーの「スパルタクス」を観に行った。(画像は全てHPより)

音楽: アラム・ハチャトゥリアン
振付: ユーリー・グリゴローヴィチ
指揮: パーヴェル・ソローキン
管弦楽: ボリショイ劇場管弦楽団

スパルタクス(剣奴、反乱の指導者) :
イワン・ワシーリエフ(ミハイロフスキー劇場プリンシパル)
クラッスス (ローマ軍の司令官) : アレクサンドル・ヴォルチコフ
フリーギア(スパルタクスの妻) : スヴェトラーナ・ルンキナ
エギナ(娼婦、クラッススの愛人) : エカテリーナ・シプーリナ

この演目を実際に観るのは今回初めてだったのだが、なるほど、男性ダンサーの演目だなと実感で非常に見応えがあった。

他の出演者には、当時、スカラ座からボッレや、ABT、香港バレエ、NYシティバレエ、ベルリンステートオペラバレエ、カナダ国立バレエ、東京バレエから上野水香さんで相手役にはABTのホセ・カレーニョとデビッド・ホールバーグなど、そうそうたるメンバーが踊る中、彼の時だけは拍手がおさまらず、スタンディングオベーションだったことが思い出された。その様子はこちら 現在、ミハイロフスキー劇場のプリンシパルで未だ23歳。

クラッスス役のアレクサンドル・ヴォルチコフ
大柄で憎々しげなクラッスス役のイメージが
良く出ていたかと。

スパルタクスの妻役の
スヴェトラーナ・ルンキナ
線が細く長い手足が楚々とした
妻役に合っていた。

とにかく男性の群舞が迫力。
2幕目で3人の羊飼いのうちの一人が2回転した後に着地で手をついたり、3幕目で兵士役の一人が転んでいたが、いずれも長い棒や楯と剣を持っての演技なので、隣との距離感なども難しそうだった。
バレエの古典だと女性ダンサーの美しさが印象に残る作品が多い中、1967年のソビエト時代、革命50周年記念に生まれたこの作品は、全3幕のうちの1幕だけでも他のバレエの全幕を観たような迫力や昂揚感が得られ、3幕全て観終わると壮大な歴史絵巻か大河ドラマを見終えたような充実感と疲労感ともとれる感覚に陥った。

音楽: アラム・ハチャトゥリアン
振付: ユーリー・グリゴローヴィチ
指揮: パーヴェル・ソローキン
管弦楽: ボリショイ劇場管弦楽団

スパルタクス(剣奴、反乱の指導者) :
イワン・ワシーリエフ(ミハイロフスキー劇場プリンシパル)
クラッスス (ローマ軍の司令官) : アレクサンドル・ヴォルチコフ
フリーギア(スパルタクスの妻) : スヴェトラーナ・ルンキナ
エギナ(娼婦、クラッススの愛人) : エカテリーナ・シプーリナ

この演目を実際に観るのは今回初めてだったのだが、なるほど、男性ダンサーの演目だなと実感で非常に見応えがあった。

やはりスパルタクス役のイワン・ワシーリエフが素晴らしい。非常に高く正確なジャンプや軸のぶれないスピン、シングルハンドでのリフトなど、見とれてしまった。
彼を初めて観たのは、NYで2008年に開催されたYAGP (YOUTH AMERICA GRAND PRIX) で登場したStars of Today でボリショイ代表としてオシポバと登場した時だったが、両者とも未だソリストでワシーリエフは若干19歳だった。他の出演者には、当時、スカラ座からボッレや、ABT、香港バレエ、NYシティバレエ、ベルリンステートオペラバレエ、カナダ国立バレエ、東京バレエから上野水香さんで相手役にはABTのホセ・カレーニョとデビッド・ホールバーグなど、そうそうたるメンバーが踊る中、彼の時だけは拍手がおさまらず、スタンディングオベーションだったことが思い出された。その様子はこちら 現在、ミハイロフスキー劇場のプリンシパルで未だ23歳。

クラッスス役のアレクサンドル・ヴォルチコフ
大柄で憎々しげなクラッスス役のイメージが
良く出ていたかと。

スパルタクスの妻役の
スヴェトラーナ・ルンキナ
線が細く長い手足が楚々とした
妻役に合っていた。

クラッススの愛人役のエカテリーナ・シプーリナ
妖艶で官能的で悪女な愛人役を目力もこめて演技していたように感じた。
とにかく男性の群舞が迫力。
2幕目で3人の羊飼いのうちの一人が2回転した後に着地で手をついたり、3幕目で兵士役の一人が転んでいたが、いずれも長い棒や楯と剣を持っての演技なので、隣との距離感なども難しそうだった。
バレエの古典だと女性ダンサーの美しさが印象に残る作品が多い中、1967年のソビエト時代、革命50周年記念に生まれたこの作品は、全3幕のうちの1幕だけでも他のバレエの全幕を観たような迫力や昂揚感が得られ、3幕全て観終わると壮大な歴史絵巻か大河ドラマを見終えたような充実感と疲労感ともとれる感覚に陥った。
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