徳川園山車揃えで、筒井町の山車2輌と、出来町の山車3輌が揃った後(その様子はこちら)、筒井町と出来町それぞれに山車は戻ってそれぞれの天王祭の千秋楽を迎えた。
お昼間は出来町天王祭を、夜は筒井町天王祭を観に行ったので、まずは 出来町天王祭 を。

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交通規制が行われていない出来町通りは、車が走る横を曳き出し。

天王祭とは、牛頭天王(日本各地において須佐之男命が習合されている)を祭ることにより、疫病の流行や農作物の被害を払いのけることを祈願するものであり、これらの害が生じやすい初夏の時期に行われることが一般的。

出来町天王祭は、西之切(現在の新出来一丁目)・中之切(現在の出来三丁目)・東之切(現在の古出来一丁目)の3須佐之男神社の祭礼。
各神社での神事を行った後、それぞれの町内所有の山車が無病息災や家内安全を祈り町内を奉曳する。

それぞれ町内の人達が沿道で飲み物やおにぎりなどを用意していて、お祭り参加者の人達にふるまっていた。
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すれ違う時には両者が拍手を相手の山車に送り合っていた。

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担ぎ手の切師の人達が8人で山車を担いで回すのは圧巻。



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山車を担ぎ上げるのではなく、車輪を地面につけたまま方向転換をするズリ。

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「力持ち」なる力比べも行われる。
沿道のお店がスポンサーとなって行っているもので、担ぎ上げた人には金一封が配られていた。
一人で山車を持ち上げるものだが、実際には手前の3人ほどが一緒に息をあわせて車輪を上げている。



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「出合い」という3輌が出合う時には、町内の代表者が中央にまず揃ってご挨拶。(一部資料には「出会い」とあるが)


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可愛いワンチャンもお祭りモード。


千秋楽の夜も筒井町山王祭では山車曳き出しがあるので、提灯で飾られた 筒井町山王祭 を観に行った。その様子は こちら