岐阜は大垣の 杭瀬川スポーツ公園の睡蓮 を観た後(その様子は こちら)、ドライブがてら滋賀県の 奥伊吹 まで足を伸ばしてみた。

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奥伊吹スキー場で行き止まりとなってしまう山奥にある甲津原という地域に、奥伊吹ふるさと伝承館 があった。江戸時代初期の民家を使って展示している。
集落北部からは縄文土器が出るほど古い歴史があり、戦国時代にも戦乱を避けた人達が来ていたのだそう。

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昔から昭和50年くらいまで、大麻の栽培をし、そこから手作業で麻織物を作っていた。野良着からお祭りに使う装束までの麻製品を作っていたのだそう。画像左の乾燥した物が大麻草の茎部分。

伝承館は土日祝の10時~15時だけ開いており、地元のおばあさん達が出迎えてくれた。今年の冬は雪が多かったので3メートルほど積もったのだそう。この日は確かに涼しかったが、ストーブをつけておられた。
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茗荷なども特産品としているのだそう。茗荷の葉は初めて見たが、バッタがその上でひなたぼっこをしていた。
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ジャガイモの花や、ユキノシタが綺麗に咲いていた。
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そこにある交流センターで、湖北特産の大豆餡入りの栃餅を。小豆餡とは異なりとてもあっさりした餡となっていた。お茶は、熊笹と大麦を併せた笹麦茶。
栃餅は素朴だが、栃の実の味がしっかりしていて、胡桃の薄皮のような渋味が口の中に余韻として残る。

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岐阜県揖斐郡揖斐川町と滋賀県米原市の境にある国見峠に行ってみた。
標高1126メートルの国見峠は、伊吹北尾根ルートとして登山される方々の車が多く停まっていた。
伊吹山は標高1377メートル。

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峠の界隈では、ホトトギスが何羽も飛び交い、お互いの良い声を競い合っていた。

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今まで鳴き声はしても、なかなかその姿を見たり撮ったりすることが出来なかったのだが、ここのホトトギス達は悠々としていて、良い声を聞かせてくれていた。