大賀ハスという蓮を岐阜の羽島市に見に行ってみた。
イメージ 7
大賀蓮は、昭和26年に、植物学者である大賀一郎氏が千葉の検見川草炭地縄文遺跡発掘現場から3粒を発見し、世界最古のハスの種子であると認定されたもの。
昭和27年に、そのうちの一粒が発芽し、2000年前のハスとして栽培されるようになった。
羽島市が蓮根の産地ということもあり、千葉から大賀ハスを譲り受けて増殖させたのだそう。
イメージ 1
現在蓮根を栽培したり、観賞用として植栽されているハス畑の種類よりも、花付があまり良くない品種なのか、それとも我々が行った時期が単に未だ早かったのか、
あるいは手入れの具合なのか、全く良くわからないがあまり開花はしておらず、蕾もそれほど見受けられなかったが、楚々と咲いている姿は綺麗だった。
イメージ 9

イメージ 8

イメージ 10
かくれんぼ?

隣の小さな池では、睡蓮も咲いていた。
イメージ 11イメージ 12

イメージ 13イメージ 2
とても驚いたのは、ハスの茎や、隣の菖蒲畑の茎に、ピンク色の物がついている。蛙の卵か何かかと思いきや、アメリカから戦後に食糧難対策として持ち込まれたジャンボタニシの卵だそうで、あちこちにタニシが。実際にはあまり美味しくないので、現在はブラックバスと同様、困った外来種になっているのだそう。

イメージ 3イメージ 4
しばらくしていると、雨が降ってきた。ハスの葉に落ちる細かい雨粒が水をはじく葉の上でまんまるになって、可愛く踊っていた。
イメージ 6

イメージ 5