滋賀県米原市の 醒ヶ井(さめがい)にある地蔵川に、梅花藻 が咲いていると知人に教えてもらったので、観に行くことにした。

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梅花藻とは、キンポウゲ科キンポウゲ属。
水温15度前後を保つ澄んだ湧水を好み、川の水底に群生し、流れに沿って這うように育つ多年生水草で、日本固有種。

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ハグロトンボも
梅花藻観賞?









ハリヨもこの綺麗な湧水の地蔵川に住んでいる。
梅花藻に寄生する水生昆虫は、ハリヨの好物で、梅花藻が繁殖することにより急流を遮り、ハリヨの巣作りや産卵に場所を提供しているのだそう。
ハリヨとは、トゲウオ科イトヨ属。体長4~7センチで生息分布は滋賀県東部と岐阜県南西部の湧水を持つ水温20度以下の清流に生息。年魚。
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ハリヨは、岐阜の曽根城公園 や岐阜の 伊自良湖のそばのハリヨ公園 で観たり、実際に泳いでいるのは見られなかったが 岐阜の南濃梅園に居たりする。
ただし、滋賀県米原市の河川では、人為的に放流されたと見られる同じトゲウオ科のイトヨと交雑した個体と置き換わり、ハリヨが絶滅していることがわかったとも言われている。。。


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醒ヶ井は中山道の醒井宿でもある。
この地蔵川は、一般の家の前を流れていて
各家には道からそれぞれ橋を渡ることになる。



川ではラムネや西瓜やビールが冷やしてあった。
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串に刺したわらび餅や
六方焼という白餡が入った
お饅頭をおやつに。





イメージ 3居醒の清水
琵琶湖国定公園にある標高1084メートルの
霊仙山系から地下を流れ、麓から湧き出ている
居醒の清水は、梅花藻が咲く地蔵川の源泉と
なっているが、こんこんと湧き出ていた。


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十王水
平安時代中期に天台宗の僧によって開かれた。



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西行水
西行法師の飲み残しのお茶の泡を飲んだ茶屋の娘が懐妊し、西行がもし自分の子供なら泡に
戻れと言ったところ、その子供は泡になったという言い伝えがある。(西行法師の love affair?)


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アメリカの建築家であるヴォーリズが
設計に携わった木像2階建ての
擬洋風建築。
大正時代に建てられ昭和48年まで
醒井郵便局として使われていた。







地蔵川を後にして、醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)を見学しに行った。

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明治11年に設立された、東洋一の鱒の養殖場。霊仙山系のふもとからの湧き出る清流を使用した多数の池にニジマス、アマゴ、イワナ、ビワマスを飼育、イトウ、チョウザメ、ハリヨを展示飼育している。



ニジマスは、明治10年にアメリカから
移殖されたのが始まりなのだそう。





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幻の魚と言われるイトウ
開高建氏がかつて北海道に
釣りに行かれていた魚。





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チョウザメも飼育されていて
イトウと仲良く泳いでいた。





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浅い池には子供も入れるようになっていて
チョウザメなどと触れ合っていた。
私としては、触れ合うよりも卵を食べたいところだが・・・






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そしてここにも梅花藻が水槽に入れられ、ハリヨもそこで泳いでいるのを観ることが出来た。


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クロアゲハも悠々と飛んでいた。



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この日も暑く、醒ヶ井は水のそばでも35度超えだったが、少し山の方に行った醒井養鱒場は28度ほどとぐっと涼しく気持ちが良かった。