標高1377メートルの伊吹山にアサギマダラを観に行ったのだが(その様子は その1で)、この時期は一番お花が綺麗だそうで、一面に広がる花畑が楽しめた。
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約1300種類の植物が生えているが、伊吹山の固有種が9種や約280種類の薬草も含まれているのだそう。
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一面のピンクは、このシモツケソウ(下野草)

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白いものはシシウド(猪独活) うどに似ているが食用ではない。

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背の高い黄色い花は、メタカラコウ(雌宝香)。 宝香は防虫剤にされる竜脳香のことで、この花の香りがそれに似ていることからそう名付けられた。実際に嗅いでみると、ほんのり菊のような香り。

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イブキトラノオ(伊吹虎の尾)

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ツリガネニンジン(釣鐘人参)

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サラシナショウマ(晒菜升麻)未だ蕾のものが多かった。

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ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)伊吹山の特産種

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クガイソウ(九蓋草)ルリトラノオの葉は対生で、クガイソウは数段にわたって輪生する。

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コオニユリ(小鬼百合)オニユリよりも小さく、葉の付け根にムカゴは付けない。

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ウスギカワラマツバ(薄黄河原松葉)これは淡黄色だが、黄色や白もある。

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ヤマホタルブクロ(山蛍袋) 伊吹山では、花は白か淡いピンク色が多いのだそう。

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カワラナデシコ(河原撫子)

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シュロソウ(棕櫚草)

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ウバユリ(姥百合)

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アカソ(赤麻) 本来あるべき他の高山植物等の生育を妨げるぐらい強い。

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イブキフウロ(伊吹風露) 伊吹山が分布の西南限となっている。

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ハクサンフウロ(白山風露)

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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)

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クサフジ(草藤)

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イワアカバナ(岩赤花) ほとんど時期が終わっていたが辛うじて見られた。

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オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 4~5月頃は葉をウルイとして食べる。

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キリンソウ(黄輪草)

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ノリウツギ(糊空木) 和名のノリは幹の内皮で製紙用の糊を作ることから

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クルマバナ(車花)

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コイブキアザミ(小伊吹薊) ほとんどのものが未だ蕾だったがこれは1輪だけ咲いていた。

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ミツモトソウ(水源草)

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アサギマダラがやって来ていた ヨツバヒヨドリソウ(四つ葉鵯草

伊吹山ドライブウェイの入り口は岐阜県だが、山頂は滋賀県に位置しているこの伊吹山、遊歩道沿いだけでもこれだけ色々な花に出会えて、驚きだった。
色々な蝶に出会いながら野鳥達のさえずりも楽しめたが、山頂付近ではオコジョ、タヌキ、ウサギなどの小動物が、少し下がるとニホンカモシカ、もう少し下がった7合目辺りには鹿も居るのだそう。