
豊臣秀吉の命を受けた金森長近が飛騨を統一し、二代目の可重が1589年に古川に城を築き、城下町を造ったのが始まり。


お城の濠の水を利用し、新田開発の為に造られた瀬田川。1968年から住民の寄付によって鯉が放流されていて、その数は約1000匹。冬は越冬池に移されるのだそう。


NHKの朝ドラ 「さくら」 は、この飛騨古川が舞台となっていたのだそう。



ご主人で7代目という240年以上続く、生掛け和ろうそくの老舗。朝ドラ「さくら」では、主人公の下宿先となったのだそう。とても丁寧に和ろうそくの作り方などを説明して下さった。


植物の櫨(はぜ)を原料としていて、九州から取り寄せているのだそう。和ろうそくの芯を、灯心、和紙、真綿で作り、何度も何度も櫨の実から絞った蝋を手作業でかけては干し、かけては干して太くしていく。
型に流し込む洋ろうそくに比べて、すすが垂れずに長持ちがするのだそう。
宗派や状況によって赤や白の蝋燭を使い分けるのだそうだが、赤は結婚当日のお仏壇にあげたり、新しくお墓やお仏壇を作った時など慶事に使うとのこと。
ちょうど、新酒が出て新しい杉玉に変更されたと昨日あたりのTVニュースで言っていた。残念ながら
数日早く行ってしまったので新酒は飲み損ねたが、酒蔵を2軒訪れ、色々と試飲させてもらった。




白真弓の吟醸 2150円


しばしその 「雲」 ウオッチングを。それぞれ似ているが微妙に違う。









軒下だけでなく、足元までもが綺麗だった。

飛騨古川まつり会館
古川には祭屋台が全部で9台あり、3台が半年ごとに順次展示されている。

神楽台(向町)
創建年代は不詳だが、天保11年(1840年)に弐之町から譲り受け、現在は神楽台として屋台行列の先頭を行く屋台。

白虎台


からくり人形の実演(あいにく機械じかけだが)や、飛騨古川祭の様子などを3D映像で見ることも出来て、面白かった。機会があれば、実際にそのお祭りも見てみたい。
円光寺

本堂には、お祭りで使われる太鼓のレプリカがあった。

ちょうど行った時は「飛騨そば祭り」なるものが開催されていた。全部で9店が出店しているのだが、実際の蕎麦店は一店舗のみで、あとは蕎麦打ちを楽しむグループの方々によるこの時ばかりのお店。
何処も大勢のお客さんで賑わっていたが、特に長打の列だった朝霧なるグループのお店のお蕎麦を食べることにした。500円。


お蕎麦が売り切れてしまって慌てて打ってきたものが届けられていたが、商売ではなく採算度外視で皆さんが競いあっているお蕎麦なだけに、とっても美味しかった。この日は、飛騨古川に行く前に、ヤナで宮川の戻り鮎をお昼に食べていただけに、一軒しかお蕎麦を食べることが出来なかったのが残念だった。。。(ヤナでの鮎料理は追って。)
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