名古屋港に練習帆船の海王丸が来ていたので、そのセイルドリルを観に行った。


海王丸は平成元年に竣工した帆船で、船員となる為の航海訓練を行っており、この日は帆を張り、畳む練習のセイルドリルを行っていた。
まず50メートルあるマストのてっぺんまで上がり、帆を結んでいるロープをほどいて帆を張る準備を。


甲板に降りて、
皆でロープを引いて
帆を張る。



約1時間15分で張り終えた。
練習をつんでいくと1時間かからずに出来るようになるのだそう。
長い航海では1か月間どこにも寄港せず、風を受けて進む為にあえて低気圧に向かって航行することもあるのだとか。
この日はやや風があったこともあって、
タグボートが2隻、帆をはることで海王丸が
動かないように押さえていた。
名古屋港にある名古屋海洋博物館の展望台に上がってみた。

名古屋駅や北西の方角には雪をいただいた山が見える。

山頂付近は雲がかかっていたが、御嶽山もそびえていた。左手前の建物は熱田のタワーマンション。

西に目を転じれば
鈴鹿山脈などがある。
名古屋港水族館や
南極観測船ふじなども
眼下に。

展望台から見ても、帆を張った姿はとても綺麗だった。
甲板の上で再び体操をした後、ロープを引いて帆を畳む為の作業が始まった。


ロープを引いて、ある程度畳まれた帆を
綺麗にマストに巻きつける為に、また皆で
登っていく。

青い作業着の人達はプロで靴を履いているが、白い作業着の訓練生は全員はだしでの作業となる。


地上50メートルで全く命綱などもなく足場もゆらゆら動くロープだけという中での作業。

訓練生は中学~大学を卒業した若い人達。
若くて元気一杯できびきびと動いている姿はとても素敵だった。
中には女の子も何名も居て、他の男の子と
一緒になって作業していた。
皆の動きをビデオに撮っていたのだが、この日の夜にワインを調子よく飲んだ後、画像整理をしてうっかり全部動画を消してしまった。。。飲んだ後には画像をいじるのは厳禁と思った次第。。。
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