一昨年、そして昨年と、小原の四季桜 は観に来ていたのだが、今年は紅葉の状態が良いとのことだったので、3年連続観に行くことにした。

一昨年は11月14日、昨年は11月13日だったが、特に昨年は桜は満開でも紅葉はオレンジ系になることなくどす黒い赤に変わるなど、発色が良くなかった。今年は、香嵐渓 も10年に1度の美しさと言われるだけあって(今年の 香嵐渓 の様子は こちら)、ここ小原の紅葉も過去2年よりも綺麗なような気がした。(2010年の小原の様子は こちら、2011年の様子は こちら)



豊田市の小原地区の桜は、春と秋に花を咲かせることから四季桜と呼ばれ、文政年間の始めに、藤本玄碩という医師が名古屋方面から苗を買って植えたのが親木となって広まったとされる。小原全体では約1万本の四季桜があり、 川見(せんみ) 町には、1200本があり、この時期には紅葉と桜を同時に堪能できる。


ソメイヨシノのような大輪でもなく、色も薄く、楚々と咲いているので、ふわ~っと霧か霞のような印象になる。マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられている。

横にある 瑠璃光山薬師寺 へ 寛文5年(1665年)には整備された。


本堂は明治3年に建てられたもので、宝形造(屋根面の頂点を一点に集める)の前面を入母屋造とした形式。

本尊の薬師如来像は室町末期の作。

向拝にある、龍の彫刻された蝦虹梁(えびこうりょう)は、欅の一木彫。



両側に紅葉と四季桜を観ることが出来る。昨年はすぐそばにあった田んぼが、今年は駐車場に変わっていたのには驚いた。


柿と紅葉と桜
銀杏と桜



野イチゴっぽいものも足元に。



この小原エリアは瓢箪型で、下山エリアでは大わらじ型や木の葉型、足助エリアでは御幣型やわらじ型、旭や稲武エリアはわらじ型なのだそう。ピーナッツがほんのりと感じられる味噌味で美味しかった。
この後は、多治見の永保寺 へ向かった。その様子は追って。
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