世界遺産の チョガザンビル ハフト・テペ に行った後も引き続きアフワーズの観光を。
 
聖ダニエル廟
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1870年に建てられた預言者ダニエルの廟。聖ダニエルは、紀元前のエラム王国の人だが生年月日は不明。
イスラム教シーア派では、このダニエル・ナビと、イエス・キリストと、12番目のイマーム(現在行方不明とされている)の3人が一緒に戻って来ると考えられている。
イマームという役職には、自分の努力で預言者に近づくことが出来るが預言者とは異なる。そして、124000人いる預言者の中から、5人だけが選ばれた人がおり、メッカを造ったイブラヒム、モーゼ、イエス・キリスト、ユダヤ系のダニエル、ムハンマドの5人とのこと。イメージ 27
 
 
 
 
 
ここの中にも、外国人の我々も入れるが
女性は、入口付近に置いてある全身を包む
柄入りのチャドルをスカーフの上から
まとわなければならない。
やっぱりこの廟の中もキラキラだった。
 
 
 
 
シューシュ遺跡
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シューシュ(スーサ)の歴史はとても古く、紀元前4000年にまで遡る神殿跡が発掘されている。紀元前30世紀から紀元前7世紀に跨がるエラム王国の首都であったが、紀元前644年にアッシリアによって破壊された。しかし、アケメネス朝ペルシャの王ダレイオス1世が王宮を置き、王の道の起点として再び栄えた。アケメネス朝ペルシャ崩壊後は忘れ去られてしまったのだが、紀元前13世紀にエラム人がメソポタミアのバビロニアから戦利品として持ち帰ったハンムラビ法典が、1901年にフランスの発掘隊によって発見された。現在、ハンムラビ法典はルーブル美術館にある。
 
ここにあるアパダナ宮殿は、冬用の宮殿で、ダレイオス1世(在位は長く、23歳~75歳まで)が紀元前522年に造り、その後でペルセポリスを造った。
周囲を見渡しても石を採掘する山はなく、石を何処から運んで来たのかは未だに不明。
ペルセポリスと同様に、外側にある柱の台座は丸く、内側の柱の台座は四角くなっている。
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馬の彫像などもあるのだが、損傷が激しい。
紀元前331年に、アレキサンダー大王によって
この都市は破壊されてしまった為。
 
繁栄の頃には、黄色の石ばかりが使われ、
柱の高さも16メートル(ペルセポリスは
19メートル)もあった。
 
 
 
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イラン革命が起こった1979年までは発掘が行われていたが、現在は放置されたまま。
フランス隊が発掘し、後方の建物を再現して博物館としていたのだが、現在博物館の収蔵物は移転させ、この建物はイランの観光協会が使用していて一般公開はしていない。
 
 
 
隣接している博物館へ。
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ササン朝時代(A.D.226~661)の織部風?
 
 
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BC4000年頃の
絵付けされた土器
 
 
 
 
 
 
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この遺跡から発見されたユニコーンの
レリーフ。
素晴らしいのだが、あいにくこれは
レプリカで、本物は大英博物館に
あるのだとか。。。
 
 
 
 
 
 
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アケメネス朝(B.C.550~B.C.330年)の
牛の像には、角などが蝶番ではめ込まれていた。
 
 
 
 
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道路沿いには、あちこちで
メロンやスイカを収穫しており、販売しているので、一軒に寄ってみた。
 
 
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その場で食べさせてもらったが、甘くてジューシーで美味しかった。
 
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油田の炎もこれで見納め。
 
 
 
 
 
 
 
アフワーズの空港へ。
 
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空港の売店にも色々な種類の
ナツメヤシが並んでいる。
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町で柔らかく熟した物を買っていたのだが、ガイドさんお勧めの硬いバージョンも買ってみた。これはこれで美味しかった。
 
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空港の待合室にあるモニターには、
時間になるとお祈りの時間だよ~と。
 
アフワーズ 19:25PM発 IR418便
テヘラン 20:45PM着
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イラン航空の機内食。
 
 
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飛行機の写真は撮らない方が良いとのことだったので、この画像は帰国時のエミレーツ航空の窓から隣に停まっていた機体を。イランでは7つの航空会社があり、2つが国際線。
我々の席は前から7~8列目だったので、コックピット界隈の様子などが良く見えたのだが、乗客が着席し終えた後に、とても大柄で屈強で目つきが怖くグレーのスーツを着込んだおじさんが2人乗りこんできた。1人はコックピット横の通常ならフライトアテンダントがお客さん側を向いて座る席にそのおじさんが着席。ずっと怖い顔で、じーっと乗客を見ている。。。公安の人とのこと! 1人の男性のお客さんが1列目の空いている席に変わりたいとフライトアテンダントにお願いしたところ、フライトアテンダントはその彼に相談。その彼がOKをした後で、お客さんは席を移ることが出来ていた。
1979年の革命時に、2度ハイジャックがあった為で、以降はハイジャックはなくなったのだそう。
 
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テヘラン のホテルに
夜9時半頃に到着。
 
 
 
 
 
 
 
本当は機内食が夕飯になるはずだったのだが、それではつまらない。ホテルから徒歩で行ける辺りをうろうろすることにした。パーチェという、本来は朝に食べる羊のモツ鍋屋さんが夜でも開いていたので、そこへ。
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羊の頭がまるごと煮込まれている。
 
 
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こちらにはモツが色々と。
 
 
 
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まず焼きたてパンとスープが出て来るので、それに
パンをちぎって入れていただく。
 
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色々な各所の部位を盛り合わせてもらった。
手前の白いものは脳みそ。
黄色ものは胸腺(リードボー)。
結構脂っこいが、羊が好きな人にはがっつり
羊料理という印象かと。
モロッコのフナ広場でも、羊のモツ煮込みを
食べてみたが、こちらの方がもっとくたくたに
煮込まれている印象。
(モロッコの羊料理の様子はこちら
 
 
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するといきなり、パンを焼いていたおじちゃんが
わざわざ❤型に焼いてくれた熱々の
パンをプレゼントしてくれた!
言葉は通じなかったが、とっても良い笑顔のおじちゃんだった。
 
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やはりこんなカジュアルなお店でも
最後には定番の紅茶と角砂糖が出て来る。
 
 
  
 
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ホテルの窓からは、ミラッドタワーが見えた。東京のスカイツリーが出来るまでは、アジアで一番背の高い電波塔だったのだそう。
ピンク、オレンジ、ブルーなどカラフルにライトアップされていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
翌日は、テヘランをどっぷり観光。その様子は追って。