考古学博物館を見学した後、ガラスと陶器の博物館である アーブギーネ博物館 に行った。

紀元前400年~現在までの色々な陶磁器やガラスが展示してあり、それも良いのだが、まずこの博物館の建物が良い。
ガージャール朝であった1910年に、王の子孫のガヴァーモッ・サルタネ家の為に建てられたもので、その後はオーストリアの銀行、エジプト大使館としても使用され、パーレビ国王夫人によって博物館とされた。

アールヌーヴォーとペルシャ様式の折衷となっている。



紀元前2000年~1000年頃の
ガラス製品や陶器類。

チョガザンビルで発見された紀元前2世紀のもの
ストローのようになっている。
用途は?



蓮の花のデザインによるガラスボウル
(アケメネス朝ペルセポリス出土)

涙壺も色々とあった。
戦地に行った夫を思い、妻が
流した涙をこの壺にためたと言う。

11~15世紀に造られたラスター彩の陶器。
金を乗せる方法で、現在はもうこの制作方法の継承者はいないのだそう。
絵柄がとても中国チックなのだが、中国から陶器もそれにたずさわる人も入って来た時期でもあり、影響を受けている。


13世紀
イランのコルガーン地方かアフガニスタンの
ゴンバット地方で造られたか不明とのこと。
この後は、絨毯博物館 へ。その様子は追って。
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