ムアンカムに行った後、モン族のバーンターチョーク村 に行くことに。
この村も、ポインセチアの生垣が綺麗でのどか。


少年達はサッカー

若者達は、垣根をネットに
みたててセパタクロー

女の子達はゴム跳びを。
日本と違って、3人がゴムを
持つのでより複雑?
モン族は独特の暦を持ち、前日までは民族衣装を着ていたが、この日からは普通の服を着ているのだとか。
民族衣装が見たかっただけに、残念!
この村などは避妊等をしていないので、子供の数が多く、一家族で8~9人ぐらいの子供がいるのだそう。

豚には、棒で作った△の首輪のようなものが。
逃げ出さないようにとのことらしいが、今まで見た
村の豚は皆、放し飼いだったので、ここの
豚は相当なやんちゃ坊主かお転婆娘なのかも?

のどかな村だが、やはりここにもクラスター爆弾の半分に割れた殻部分を垣根にしていた。


垣根だけでなく、倉庫などの支柱に。
この地を焦土にしたアメリカ軍の爆弾を再利用していることに抵抗はないのか?とガイドさんに聞いてみたが、問題ないとのこと。
木材を使うよりも朽ちないので良いのだそう。
ここはモン族の村なので、住居は高床式ではなく、倉庫だけが高床式。
一方、ガイドさんはラオ族なので、ラオ族の家は皆高床式の為、ガイドさんの実家は、住居もクラスター爆弾の殻を柱として使っているとのこと。



どうやら、これには炭を
入れてバーベキューを
作っていたもよう。
これはプランター代わり。
ネギなどが植えてあった。

ガイドさんのお友達がこの村に居て、ちょうど前日からパーティをしていて今も未だパーティをしているから中に入って食べていけとのこと。
突然のことだったが、お言葉に甘えることに。

入口を入るとすぐそこは台所。
色々なお料理を大きな鍋で作っていて、横では良い笑顔の
おばあちゃんが食べていた。


奥の部屋には祭壇が祀られている。
モン族の人達は仏教徒ではなく、彼らの祖先の精霊を信仰している。その横では、女性達が車座になってお食事中。
大きな部屋の奥はお米?らしき物が置かれ、ベッドには、前日からのパーティで相当飲んだと思われる男性達が寝転がっていた。


ガイドさんのお友達と、ガイドさん、我々2人でしばし車座で食事を。
うるち米のご飯、豚のスープ、豚のモツのシチュー風、豚の三枚肉の炒め物、メンマと野菜の炒め物、そしてビール。
豚のスープはあっさり。モツはレバー風味で濃厚。メンマの炒め物などは中華料理のよう。

彼らが使うスプーンも、爆弾などの金属を集めて作ったものとのこと。
モン族はほとんどお箸は使わずスプーンで食べるので、一旦スプーンをテーブルの上に置くとお腹がいっぱいになったという意味を表すのだそう。一方、ラオ族は糯米を素手で小さくまるめて食べるので、スプーンを置いてご飯を食べることになる為、食事ひとつをとっても文化の違いがあって面白いでしょ、と。

ガイドさんのお友達は英語を話すことが出来て以前はガイド業もしており、ひとりの弟は留学先のベトナムから、もうひとりの弟はこれまた留学先のタイから一時帰国したのでパーティを開いたのだそうで、従兄弟達も集まっていた。
前日には、ダンスもしていたとか。
この家はお友達のご両親の家だそうだが、決して貧しくはなさそうだったが、床には何も敷いておらず、入口を入っても台所も奥の間も同じ地面のまま。壁は木の板を合わせたものだが、隙間が空いている。かつての日本の家屋も土間があり、このような感じだったのかも。
可愛い梅が咲いていた。
バーンターチョーク村を後にして、ホテルのあるポーンサワンに戻る。
ラオスの新年は4月だが、この日は12月31日だったので、ホテルの若いスタッフさん達が外で音楽をかけて焼き鶏やビールを片手に踊っていて、我々もビールなどをお相伴に。ガイドさんは、5分ほどの間に720ミリリットルのビールの大瓶を全部飲まさされていた。楽しい宴だったが、夕食を食べに失礼を。

夕食は、ローカルなお店で食べたいとお願いしたので、ラオスの焼酎であるラオラーオに色々な物を入れて作った薬膳酒をウリにしているお店へ。


← 熊の手入り。
高価なのだそう。
ラオスでは熊は食べないが、お酒には手だけ入れるとのこと。
スズメバチ入り→


さすがにこれら熊系や昆虫系は遠慮させてもらい、朝鮮人参入りのラオラーオと、プラムのワインを。
この2本で70000キープ(約770円)。
朝鮮人参は栽培しているわけでなく、天然のものとのこと。

焼き鳥のピン・カイ
元気に走り回っている鶏のようで
ちょっとパサパサしていたかも。

豚肉をバイアラートという葉で包んだものだが、
トルコのブドウの葉でくるんだドルマに似たお味。
30000キープ(約330円)

英語で書かれたメニューにはグリリシディアの花に豚や麺や卵を詰めたものと。30000キープ(約330円)
グリリシディアをネットで検索すると実際に市場で見た花とは違うように思うので、誤訳かも。


ポークソーセージのサイ・ウアと、糯米のカオ・ニャオ。 20000キープ(約220円)。 このソーセージはお酒にもカオ・ニャオにも良く合う。

このお店の看板娘さん。夜は摂氏10度を下回るのだが、お店の入口はガラスも壁もなくオープン状態なので、こんな恰好になるのも頷ける。
小さい電熱の暖房機がひとつあるのだが、このお嬢さんやお母さん、お父さん、弟くんがかわるがわる当たりに来ており、笑顔が似合う良いファミリーだった。
翌日は、ポーンサワンの市場で朝食を取り、ルアンパバーンまでの260キロの山道を7時間ほどかけて車で移動。その様子は追って。
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